フィールドの安全性と均一性に関するNFLとNFL選手会の必須事項
2025年12月16日(火) 10:47
NFLとNFLPA(NFL選手会)は合同サーフェス委員会を通じて協力し、より高い基準の策定と、NFLの全フィールドにおける均一性の確保に取り組んでいる。NFLとNFLPAが共同で選出した技術者や専門家で構成されているこの委員会は、研究や協働、最先端ツールの活用を通じて天然芝および人工芝のフィールド表面の改良を継続的に進めており、各フィールドの特性をより正確に把握しつつ、安全かつ安定してプレーできるフィールドの開発を推進している。
この研究では革新的なツールが使用されている。例えば、フィールド上の動作を再現してより安全なフィールド表面と靴の開発に役立っている“Biomechanical Elite Athlete Shoe-Turf Tester(バイオメカニカル・エリートアスリート・ショー・ターフ・テスター、BEAST)”だ。また、選手が地面を踏んだ際に地面が吸収するエネルギー量を測定する独自開発の“STRIKE(ストライク)衝撃テスター”は、レギュラーシーズンの試合前にフィールドの状態を測定するために用いられている。
現地時間の2025年12月4日、NFL選手健康・安全担当責任者たちは、フィールドの性能や安全性に関するリーグの取り組みについて最新情報を共有するとともに、“Mandatory Practices for NFL Playing Surfaces(NFLプレーイングサーフェス向けの必須事項)”および“Playing Surface Best Practices guide(プレーイングサーフェス・ベストプラクティスガイド)”にて、公式フィールド要件とガイドラインの更新を発表した。2026年シーズンより、すべてのクラブは天然芝ならびに人工芝について承認済みの指標と様式から選択することが義務付けられる。さらに2028年までに、国内外を問わずすべてのスタジアムがMandatory Practicesで示された基準に準拠することが求められる。
【RA】



































