ジェッツが48点を許したジャガーズ戦を経てウィルクスDCを解任
2025年12月16日(火) 09:51
残り3試合となる中、ニューヨーク・ジェッツのヘッドコーチ(HC)アーロン・グレンがコーチングスタッフに重大な変更を加えた。
現地15日(月)、グレンHCが守備コーディネーター(DC)スティーブ・ウィルクスを解任したと発表。
パスゲームコーディネーターのクリス・ハリスが残り3週間でプレーコールを担当する。
グレンHCは「そろそろ変化を起こす時だと思った。私は常に、この組織にとって最善の決断を下すつもりだ」と報道陣に語った。
ジェッツ守備陣はシーズンの大半で低迷し、14試合を終えた時点で、被得点で30位、被ヤードで20位となっている。
日曜日に48対20で敗れたジャクソンビル・ジャガーズ戦はまたしてももどかしい内容となり、クオーターバック(QB)トレバー・ローレンスに5回のタッチダウンパスと330パスヤードを許したほか、合計108ランヤードを献上した。
ジェッツ守備陣はあらゆる面で苦戦しており、QBプレッシャー(72回)で30位、サック(22回)で31位タイに沈み、タックルミス(95回)はリーグで6番目に多くなっている。シーズン14週を終えた時点で、ジェッツはインターセプトを1度も記録していない。
ウィルクスは1年のブランクを経てNFLに復帰し、今シーズンからグレンHCのスタッフに加わった。直近では2023年シーズンにサンフランシスコ・49ersの守備コーディネーターを務め、スーパーボウル進出に貢献したが、シーズン終了後に解任された。
シーズン途中でコーディネーターを交代させる決断は、かつてグレンHCが所属していたデトロイト・ライオンズでダン・キャンベルHCがとった行動を彷彿とさせる。キャンベルHCは2021年、ライオンズの攻撃コーディネーター(OC)として初年度を迎えていたアンソニー・リンをシーズン途中に降格させ、自らプレーコールを担当した。ジェッツの再建を試みるグレンも、同様に長期的な成功を収めたいと考えている。
ウィルクスの解任はシーズン終盤に決まった。3勝11敗のジェッツは最後の3試合でニューオーリンズ・セインツ、ニューイングランド・ペイトリオッツ、バッファロー・ビルズと対決する。
【RA】



































