コマンダースが2025年シーズンの残り3試合でQBダニエルズをベンチへ
2025年12月16日(火) 09:20
ワシントン・コマンダースのクオーターバック(QB)ジェイデン・ダニエルズの2シーズン目は、3試合を残して幕を閉じることになった。
現地15日(月)、コマンダースが2025年シーズンの残り試合でダニエルズを起用しない方針だと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話をもとに報道。
ラポポートによると、シーズン第14週に肘のケガを悪化させたダニエルズは月曜日に再検査を受け、まだ復帰許可が出ていないという。
その後、コマンダースのヘッドコーチ(HC)ダン・クインはダニエルズが残りの3試合を欠場すると明言し、この判断は“医療面とチーム面の両方によるもの”と説明した。その一方で、ダニエルズが今季の練習に引き続き参加するとも報道陣に明かしている。
2024年オフェンス部門年間最優秀新人賞に輝いたダニエルズは、2シーズン目を通してケガに悩まされてきた。
シーズン第2週に膝を捻挫し、2試合を欠場したダニエルズは、シーズン第5週に復帰したものの、シーズン第7週にハムストリングを痛め、再び1試合を欠場。
シーズン第9週に復帰したが、大差で敗れた試合終盤に深刻な肘のケガに見舞われ、その後の3試合で欠場を余儀なくされた。シーズン第14週にはインターセプトを喫した後に肘を地面に打ちつけて途中退場。チームは無得点で敗れた。また、コマンダースが先週日曜日に29対21で勝利したニューヨーク・ジャイアンツ戦に、ダニエルズは出場していなかった。
2025年シーズン中にダニエルズが4度目の復帰を果たすことはない。
センセーショナルなルーキーシーズンにチームを12勝5敗に導いたダニエルズだが、今季は出場していた試合でも全体的に成績が低下した。
ダニエルズは7試合に出場してパス成功率60.6%、タッチダウンパス8回、インターセプト3回、キャリー58回で278ランヤード、タッチダウンラン2回を記録。ダニエルズが先発した7試合でコマンダースは2勝5敗だった。
今月初めにプレーオフ進出の可能性が消えたコマンダースにとって、ダニエルズを休ませる判断は理にかなっている。
残り期間で休養をとることで、このダイナミックなQBが2026年シーズンに向けて完全に回復することが期待されるだろう。
日曜日に先発したジャイアンツ戦で勝利をもたらし、8連敗に歯止めをかけたQBマーカス・マリオタが引き続き先発を務める見込みだ。コマンダースではベテランQBジョシュ・ジョンソンがロースターに名を連ね、サム・ハートマンが練習生として所属している。
コマンダースはフィラデルフィア・イーグルスとダラス・カウボーイズをホームで迎え撃った後、敵地でのイーグルス戦で今シーズンを締めくくる予定だ。
【RA】



































