パッカーズDEパーソンズ、ブロンコス戦でACLを断裂したことがMRI検査で判明
2025年12月16日(火) 08:44
グリーンベイ・パッカーズにとって最悪のシナリオが現地15日(月)に現実となった。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、スターディフェンシブエンド(DE)マイカ・パーソンズが日曜日に34対26で敗れたデンバー・ブロンコス戦でACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂していたことが、MRI検査で判明したという。
パーソンズは試合の後半、ブロンコスのクオーターバック(QB)ボー・ニックスを追いかけていた際に接触のない状態で膝を負傷。プレー中に不自然な形で踏み込んだ直後に膝を押さえて倒れ、トレーナーの肩を借りてロッカールームへ下がった。
パーソンズは月曜日にソーシャルメディアへの投稿で次のようにつづっている。
「離脱はするけど、負けたわけじゃない。このケガは最大の試練だ――神が信仰の証を強めるために与えた瞬間でもある。神はこの嵐の中を共に歩み、俺の心なら耐えられると分かっていたからこそ、この戦いに挑む者として俺を選んだのだと信じている。今季を通して揺るぎない支援と愛情、そして信頼を寄せてくれたパッカーズの組織とチームメイトに心から感謝している。神のタイミングと計画、そして意図を信じている。俺は必ずまた立ち上がる」
パッカーズのヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーは試合後、パーソンズの状態について楽観的な見方を示さず、ACL断裂の可能性を問われると、「良くはなさそうだ。ひとまずはそれだけにしておく」と報道陣に語っていた。月曜日の報道はチームの懸念を裏付けるものとなっている。
パーソンズはシーズン開幕直前に、ダラス・カウボーイズとの衝撃的な大型トレードでパッカーズに移籍。プロボウルに4度選出された経歴を持つパーソンズは今季にサック12.5回、QBヒット26回を記録し、さらなる評価を受ける流れにあり、3年連続のプレーオフ進出を目指すパッカーズをけん引する一翼を担っていた。
『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、パッカーズ(9勝4敗1分)は現在NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)で7位に位置しており、プレーオフ進出の可能性は88%とのこと。
しかし、パーソンズを欠いた状態では、プレーオフ進出はもちろんのこと、より重要なスーパーボウル進出を目指すことは格段に難しい挑戦となるだろう。
現在、チームのサック数で2位(7.5回)につけているのはDEラシャン・ゲイリーだ。パッカーズはゲイリーに加え、今季のサック数がそれぞれ1.5回にとどまっているクエイ・ウォーカーやルーカス・ヴァン・ネスに、より大きな貢献を求めることになるだろう。
初めてパーソンズを欠く中で、パッカーズは20日(土)に地区ライバルのシカゴ・ベアーズ(10勝4敗)とソルジャー・フィールドで対決する予定だ。
【RA】



































