ジェリー・ライスとスティーブ・ヤングが2026年プロボウルゲームズでヘッドコーチに
2025年12月16日(火) 12:51
NFLが現地15日(月)、プロフットボールの殿堂入りを果たしたジェリー・ライスとスティーブ・ヤングが『Verizon(ベライゾン)』提供2026年プロボウルゲームズでヘッドコーチ(HC)を務めることを発表した。ライスはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)、ヤングはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)の指揮を執る。
2026年プロボウルゲームズは初めての試みとして、第60回スーパーボウルの開催週に合わせてサンフランシスコ・ベイエリアで実施される。このイベントではリーグのトップ選手たちが集結し、AFC対NFCのフラッグフットボール対決を繰り広げる予定だ。これはフラッグフットボールが初めて正式採用される2028年ロサンゼルス五輪に先立ち、卓越した運動能力と競技の魅力を披露する場にもなるだろう。刷新されたプログラムにより、リーグ屈指の選手たちは家族や友人、選ばれたファンに囲まれながら、NFLで最も重要な週に競い合う機会を得る。また、ファンにとってはシーズンの締めくくりとして必見のテレビイベントとなるだろう。
このイベントは現地2月3日(火)にサンフランシスコにあるモスコーン・センター・サウス・ビルディングから生放送される予定で、会場はダイナミックなフラッグフットボール競技場に変貌する。プロボウルゲームズの中継は『ESPN』でアメリカ東部時間18時30分に開始され、フラッグフットボールの試合は20時から行われる予定だ。試合はESPN、『Disney XD(ディズニーXD)』、『ESPN Deportes(ESPNデポルテス)』で放送される。
2010年のプロフットボール殿堂入りメンバーであるライスは、ワイドレシーバー(WR)としてNFL史上最も実績のある選手であり、レギュラーシーズンのレシーブ数(1,549回)、レシーブヤード(2万2,895ヤード)、タッチダウンレシーブ数(197回)、スクリメージヤード(2万3,540ヤード)、トータルタッチダウン数(208回)でNFL史上最多記録を持つほか、プレーオフの記録でもレシーブヤード(2,245ヤード)やタッチダウンレシーブ数(22回)などで歴代首位につけている。特にスーパーボウルでは4度の出場でNFL史上最多となる8回のタッチダウンレシーブを記録した。スーパーボウル制覇を3度経験し、第23回スーパーボウルでMVPにも輝いたライスは、20年のキャリアでプロボウルに13回、オールプロのファーストチームに10回選出され、AP通信オフェンス部門年間最優秀選手賞を2度(1987年と1993年)受賞。また、1980年代および1990年代オールディケイドチーム、NFL75周年および100周年記念チームにも選ばれている。
一方、2005年にプロフットボールの殿堂入りを果たしたヤングは、パサーレーティングで6度リーグトップに立ち、プロボウルに7度、オールプロのファーストチームに3度、AP通信最優秀選手賞に2度(1992年と1994年)選出された実績を持つ人物だ。3度のスーパーボウル制覇を果たしたヤングは、第29回スーパーボウルでスーパーボウル記録となる6回のタッチダウンパスをマークしてMVPに輝いた。卓越したラン能力を持つことでも知られ、キャリア通算で4,239ランヤード、タッチダウンラン43回を記録。いずれも引退時点でクオーターバック(QB)として歴代2位の成績だった。
プロボウルゲームズの詳細についてはこちら(リンク先は英語)で確認できる。
【RA】



































