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カウボーイズ、チャージャーズ戦を前にCBディッグスをIRからアクティブ登録へ

2025年12月21日(日) 05:20

ダラス・カウボーイズのトレボン・ディッグス【AP Photo/Brian Westerholt】

ダラス・カウボーイズは2025年プレーオフ進出に向けて厳しい状況に置かれているが、2度のプロボウル選出を誇るコーナーバックがシーズン終盤3試合で復帰する見込みだ。

カウボーイズは現地20日(土)、コーナーバック(CB)トレボン・ディッグスを故障者リスト(IR)からアクティブ登録する見通しで、約2カ月ぶりに戦列復帰するとともに、日曜日に控えるロサンゼルス・チャージャーズとのホーム戦に出場する道が開かれる。

ディッグスは10月12日に自宅で起きた事故の影響で脳しんとうを患ってIR入りしており、さらに膝の不調が重なったことで離脱期間が長引いていた。12月1日に練習へ復帰して以降は限定的な参加が続いていたが、シーズン第16週を前に試合出場ステータスは指定されていない。

2025年シーズンは苦戦を強いられているものの、ディッグスにとっては残り3試合で自身を立て直すチャンスが残されている。

トレーニングキャンプをPUP(身体的にプレー不能)リストで迎えたディッグスは、今季ここまで6試合に出場しているものの、インターセプトやパスブレークアップを1つも記録していない。2023年に5年総額9,700万ドル(約151億4,858万円)の契約延長にサインして以降、27歳のディッグスはケガに悩まされ続けており、この期間でのインターセプト数は19試合でわずか3回にとどまっている。キャリア最初の3シーズンでは17回のインターセプトを記録しており、2021年には11回のインターセプトを奪ってオールプロに選出された。

ディッグスが離脱している間、ダラスはトレード期限でディフェンス陣を刷新し、クィネン・ウィリアムズの加入がそれまでチームの弱点だった守備を即座に底上げした。カウボーイズはその後3連勝を飾り、フィラデルフィア・イーグルスとカンザスシティ・チーフスを下すなどして再びプレーオフ争いに食い込んだ。

しかしながら、デトロイト・ライオンズとミネソタ・バイキングスに連敗を喫し、シーズン中で最も良かった流れは終わりを迎え、カウボーイズのプレーオフ進出の可能性は大きく後退した。土曜日にイーグルスがワシントン・コマンダースに勝利した場合、ダラスのポストシーズン進出は正式に消滅する。

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