第13週、デンバー・ブロンコスの先発クオーターバック（QB）はパクストン・リンチが務めることになった。

ブロンコスは左足の捻挫（ねんざ）に見舞われたQBトレバー・シーミアンが今週末のジャクソンビル・ジャガーズ戦に出場できればと願っていたが、ヘッドコーチ（HC）ゲイリー・キュービアックはドラフト1位指名の新人QBリンチに今年2度目の先発を任せると語った。

シーミアンが負傷したのはオーバータイムで敗戦した1週間前のカンザスシティ・チーフス戦。HCキュービアックは日々の経過を観察していくと明かしていた。

リンチは10月初旬の試合にも負傷したシーミアンに代わって先発しているが、アトランタ・ファルコンズを相手に23対16で黒星を喫した。この試合でリンチはパス35回中23回、223ヤード、1タッチダウン、1インターセプトをマーク。シーズンを通した成績は393ヤード、2タッチダウン、1インターセプトだ。

ただし、現在7勝4敗のブロンコスにとっては余裕のある状況とは言えない。通常なら、ジャガーズは新人QBを先発させるには都合の良い対戦相手として考えられるが、プレーオフ進出がかかっているため、リンチの肩には大きなプレッシャーがのしかかる。ブロンコスはAFC西地区3位につけているが、AFCのワイルドカード争いに加わっている。

また、今季の残り試合でブロンコスはオークランド・レイダースとカンザスシティ・チーフスとの対戦を残している。