ニュース

【2016年第13週】逆転勝利のバッカニアーズがプレーオフ進出に一歩前進

2016年12月05日(月) 13:17


タンパベイ・バッカニアーズのダグ・マーティン【AP Photo/Denis Poroy】

現地4日(日)、プレーオフ進出を狙うタンパベイ・バッカニアーズと、この試合に敗れたらプレーオフ進出が厳しくなるサンディエゴ・チャージャーズが対決。試合は後半に巻き返しを図ってリードを奪ったバッカニアーズが28対21でチャージャーズを下し、4連勝達成と共に今季7勝目を挙げてプレーオフ進出に近づいた。

試合最初のドライブからチャージャーズはクオーターバック(QB)フィリップ・リバースがランニングバック(RB)メルビン・ゴードンへの17ヤードパスを通すなどして敵陣に進入する。同ドライブの最後にはリバースのパスをつないだワイドレシーバー(WR)ドントレル・インマンがエンドゾーンにダイブする形でタッチダウンを決め、チャージャーズが先制。バッカニアーズは直後のドライブで、チャージャーズのセーフティ(S)ジャーリール・アダイのヒットを受けたWRセシル・ショーツが右ヒザを負傷したとしてフィールドを去っている。同ドライブではQBジェイミス・ウィンストンがWRマイク・エバンスを狙って投げたパスをディフェンシブバック(DB)ケイシー・ヘイワードにインターセプトされてしまった。その後、エバンスがウィンストンの22ヤードパスをつないで敵陣深くまで攻め入ると、ランニングバック(RB)ダグ・マーティンの2ヤードランでタッチダウン、バッカニアーズが試合を振り出しに戻す。

チャージャーズも第2クオーター序盤にはリバースが立て続けにパスを決めて敵陣にボールを進めると、最後はゴードンの2ヤードランでタッチダウンを決めて再びリードを奪った。対するバッカニアーズ攻撃陣も前半終盤にフォースダウンギャンブルを成功させるなどして得点のチャンスを作る。ウィンストンがディフェンシブエンド(DE)ジョーイ・ボサにサックされたバッカニアーズはタッチダウンを逃した上にフィールドゴールにも失敗し、14対7とリードされたまま後半を迎えた。

後半最初のドライブではウィンストンからマーティンへの23ヤードパスで敵陣に進み、フィールドゴールを決めて点差を縮めたバッカニアーズ。同クオーター中盤には、リバースがWRタイレル・ウイリアムスを狙って投げたパスをアウトサイドラインバッカー(OLB)ラボンテ・デービッドがインターセプトし、そのままリターンタッチダウンをヒットしてバッカニアーズが逆転に成功する。しかし、これで闘志に火がついたリバースは直後のドライブでウィリアムスへの見事なロングパス(40ヤード)を通してタッチダウン、リード奪い返してみせた。

バッカニアーズは第4クオーター序盤にフィールドゴールを決めて点差を1に縮める。守備陣の活躍ですぐにボールを取り返したバッカニアーズは、ウィンストンがタイトエンド(TE)キャメロン・ブレイトへの12ヤードパスを通してタッチダウンを決めると、直後の2ポイントコンバージョンも成功させて7点のリードを築いた。反撃に出たいチャージャーズだったが、ここでリバースがセーフティ(S)キース・タンディーに痛恨のインターセプトを決められてしまう。試合はバッカニアーズがリードしたまま幕を閉じている。

バッカニアーズQBウィンストンはパス30回中20回成功、280ヤード、1タッチダウン、1インターセプトで試合を終えた。ディフェンス陣の力も借りながら、要所でしっかりと得点したバッカニアーズ攻撃陣。NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区トップのアトランタ・ファルコンズが敗れたこともあり、プレーオフ進出に向けて貴重な1勝となった。

チャージャーズQBリバースはパス26回中15回成功、225ヤード、2タッチダウン、2インターセプト。RBゴードンはキャリー17回、84ヤード、1タッチダウンをマークした。DBヘイワードは今季7つ目のインターセプトを決めている。