ニュース

【2016年第13週】後半に爆発したレイダースがビルズを下して今季10勝目

2016年12月05日(月) 09:58


オークランド・レイダースのデレック・カー【AP Photo/D. Ross Cameron】

現地4日(日)、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区トップを走るオークランド・レイダースがホームでバッファロー・ビルズと対決。後半にエンジンがかかり、爆発したレイダースが38対24でビルズを下し、6連勝達成と同時に今季10勝目を手に入れている。

ビルズの立ち上がりはクオーターバック(QB)タイロッド・テイラーからワイドレシーバー(WR)ジャスティン・ハンターへの22ヤードパスなどで敵陣まで攻め込むも、テイラーがアウトサイドラインバッカー(OLB)ブルース・アービンにサックされしまい、タッチダウンのチャンスを逃してしまう。それでも、ビルズはフィールドゴールを成功させて先制する。レイダースもQBデレック・カーからタイトエンド(TE)マイカル・リベラへの26ヤードパスで敵陣までボールを進め、フィールドゴールを決めてスコアを同点にする。

第1クオーター終盤には、ランニングバック(RB)マイク・ギリスリーの29ヤードランで敵陣まで進入したビルズ攻撃陣。勢いそのまま第2クオーター序盤にギリスリーがボールをエンドゾーンに押し込んでタッチダウンを収め、ビルズがリードを奪う。しかし、その後はレイダース守備陣が奮闘し、ビルズに得点のチャンスを与えない。レイダースはカーのパスや敵のペナルティなどで敵陣深くに進み、タッチダウンこそ逃すも、キッカー(K)セバスチャン・ジャニコウスキーがしっかりとフィールドゴールを決めて点差を縮める。クオーター終了前にもフィールドゴールを成功させたレイダースはスコアを10対9として後半に突入する。

後半開始早々、ビルズ攻撃陣はRBルショーン・マッコイの54ヤードランで一気にエンドゾーン手前まで攻め込むと、続けてタイラーが自らエンドゾーンに走り込んで簡単にタッチダウンを決めてみせる。これでリズムをつかんだビルズ攻撃陣は、次のオフェンスドライブでもギリスリーの2ヤードランでタッチダウン、リードを広げる。レイダース攻撃陣もカーからWRマイケル・クラブツリーへの19ヤードパスなどで敵陣5ヤード地点まで進み、最後も再びクラブツリーがカーの3ヤードパスをつなげてタッチダウンを収める。勢いをつけたレイダース攻撃陣はクオーター終盤にもRBジェイレン・リチャードの21ヤードランで敵陣に攻め込み、続けてRBラタビアス・マレーがエンドゾーンへと持ち込んで点差を1とする。

第4クオーターに入ってもレイダース攻撃陣の勢いは止まらず、カーからWRアマリ・クーパーへの37ヤードパスでタッチダウンし、逆転に成功。波に乗るレイダースは守備の面でもディフェンシブエンド(DE)カリル・マックがブロックしたテイラーのパスをセーフティ(S)ネイト・アレンがインターセプトし、敵陣でボールを手に入れると、直後のドライブではマレーがこの日2度目のタッチダウンランを成功させる。その後もディフェンシブエンド(DE)カリル・マックがテイラーをサックした際にファンブルを誘い、リカバーも決める凄まじいディフェンス力でビルズに一切チャンスを与えないまま試合は終了となった。

レイダースQBカーはパス35回中19回成功、260ヤード、2タッチダウンで試合を終えている。RBマレーはキャリー20回、82ヤード、2タッチダウンを走ってチームの勝利に貢献。レシーバー陣はWRクラブツリーがレシーブ7回、74ヤード、1タッチダウン、WRクーパーがレシーブ2回、74ヤードをマークしている。

ビルズQBテイラーはパス35回中18回成功、191ヤード、0タッチダウン、1インターセプト。RBマッコイはキャリー17回、130ヤードを走る活躍を見せた。