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【2016年第13週】雪舞い散るシカゴでベアーズが快勝

2016年12月05日(月) 06:23

シカゴ・ベアーズのジョシュ・ベラミー【AP Photo/Nam Y. Huh】

本拠地ソルジャー・フィールドにサンフランシスコ・49ersを迎えて第13週の試合に臨んだシカゴ・ベアーズは26対6で快勝し、今季3勝目をマークした。クオーターバック(QB)コリン・キャパニックが精彩を欠いた49ersは第4クオーターにブレイン・ギャバートを投入するも流れは変えられず、11敗目を喫している。

雪がフィールドを濡らす中で始まった試合は最初のドライブで49ersのQBキャパニックがターゲットを探すうちに追い込まれ、自陣42ヤードでサックされて13ヤードを失う。さらにキャパニックは次の攻撃でもパスを投げずに自ら走ろうとした矢先にノーズタックル(NT)エディ・ゴールドマンのサックを受けて5ヤード喪失。一方、ベアーズのオフェンス陣もうまくペースをつかめずに思うような攻撃を仕掛けられない。

49ersは第1クオーター終盤にベアーズ陣地に攻め込むも、ここでは得点ならず。ベアーズを自陣に攻め込ませぬまま攻撃権を得ると、キッカー(K)フィル・ドーソンが31ヤードのフィールドゴールを決めてようやく先制。直後、ドーソンのフリーキックをベアーズのワイドレシーバー(WR)ディオンテ・トンプソンが一度はキャッチするも、ファンブルを喫してしまい、これを49ersのセーフティ(S)ジミー・ウォードがリカバーしてまたも攻撃権は49ersに移動した。フィールドゴールで追加点を得た49ersだったが、これ以上、点差を広げられたくないベアーズが反撃の兆しを見せる。WRキャメロン・メレディスに放った17ヤードパスを含め、QBマット・バークリーがボールをつないで49ers陣地に前進し、最後はランニングバック(RB)ジョーダン・ハワードが1ヤードのタッチダウンを決めている。スコアを7対6と逆転に成功したベアーズのリードで前半終了。

これで勢いがついたのか、ベアーズ攻撃陣はバークリーのパスとハワードのランで49ers陣地に攻め入り、最後はハワードが2ヤードを押し込んでタッチダウンをヒットさせた。相変わらずリズムに乗れない49ersの一方で、ベアーズはQBバークリーが投げた22ヤードのパスをWRジョシュ・ベラミーがスライディングキャッチ。直後にも31ヤードのパスを通したバークリーとベラミーのホットラインが機能し、あっという間に敵陣に乗り込むと、ハワードが守備陣のプレッシャーを退けて5ヤードのタッチダウンを決めた。

15点をリードするベアーズは第4クオーターが始まってすぐにフィールドゴールで追加点を挙げる。精彩を欠く49ersのQBキャパニックはこのクオーターからベンチに下がり、代わってブレイン・ギャバートがオフェンス陣を率いることに。交代して早々にギャバートは18ヤードパスを決めるなど、まずまずの出だしを見せていたが、試合時間2分12秒を残して攻撃をスタートさせたところ、エンドゾーンでサックされてしまい、8ヤードのロスでセーフティを献上。これで万事休すとなり、ベアーズが20点差をつけて49ersを下した。

ベアーズQBバークリーはパス18回中11回の成功で192ヤード、タッチダウンとインターセプトはない。RBハワードが117ヤード、3タッチダウンの大活躍でチームの勝利に貢献している。

49ersはQBキャパニックが不振にあえぎ、パス5回中1回の成功にとどまっており、4ヤードしかマークできていない。第4クオーターで代わって出場したギャバートは10回中4回のパスを成功させて35ヤードだった。