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【2016年第13週】ペイトリオッツが危なげなく白星、QBブレイディが通算201勝目の快挙

2016年12月05日(月) 11:14


ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/Steven Senne】

現地4日(日)、ホームのジレット・スタジアムにロサンゼルス・ラムズを迎えたニューイングランド・ペイトリオッツは先制してから試合終了まで一度もリードを譲ることなく白星を勝ち取った。これで10勝2敗としたペイトリオッツはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区トップをキープし、負けたラムズは今季8敗目を喫している。

試合最初のドライブからペイトリオッツ攻撃陣はランニングバック(RB)レギャレット・ブラントの43ヤードランで簡単にタッチダウンを決めて先制点を奪う。しかし、その後は両チームとも守備陣が奮闘し、お互いに得点の機会を与えないまま時間が過ぎていった。第1クオーター終了直前にはラムズの新人QBジャレッド・ゴフがタイトエンド(TE)ランス・ケンドリックスを狙って投げたパスをコーナーバック(CB)マルコム・バトラーが敵陣でインターセプトし、攻撃陣にチャンスをつないで第2クオーターに突入。

QBトム・ブレイディがワイドレシーバー(WR)クリス・ホーガンへの見事な14ヤードパスを通してペイトリオッツが追加点を決める。一方のラムズは攻撃陣がリズムをつかめず、同クオーターは敵陣にボールを進めることもできない。前半終了前にフィールドゴールを成功させたペイトリオッツがスコアを17対0として試合は後半を迎えた。

第3クオーター序盤にゴフの短いパスなどでフィールドゴールレンジまでボールを進めたラムズ攻撃陣は、着実にフィールドゴールを成功させてこの試合初得点を飾る。ペイトリオッツ攻撃陣も直後にはブレイディからWRジュリアン・エデルマンへの32ヤードパスで敵陣に進み、フィールドゴールを成功させてラムズに詰め寄る隙を与えない。その後もペイトリオッツは立て続けにフィールドゴールを決めてリードを広げる。

第4クオーターは両チームとも得に動きのないまま停滞。終盤に入り、ようやくエンジンのかかったゴフはWRケニー・ブリットへの66ヤードパスを通して一気にエンドゾーン手前まで攻め込むと、最後もブリットへの1ヤードパスを通してタッチダウンを決める。しかし、反撃もここまでで、ペイトリオッツがリードを保ったまま終了している。

ペイトリオッツQBブレイディはパス46回中33回成功、269ヤード、1タッチダウンで試合を終え、キャリア201勝目を達成。ペイトン・マニングを抜いてリーグ最多勝利数QBの座を手に入れた。WRエデルマンはレシーブ8回、101ヤードをマーク。RBブラントもキャリー18回、88ヤードでチームの勝利に貢献した。

ラムズQBゴフはパス32回中14回成功、161ヤード、1タッチダウン、2インターセプトと決して満足のいく結果を残せていない。チーム全体としても課題の多く残る試合となってしまった。