ライオンズが1シーズンでモートンOCを解任
2026年01月07日(水) 12:28
デトロイト・ライオンズがベン・ジョンソンの後任と決別することになった。
シーズン第18週にジョンソンHC(ヘッドコーチ)率いるシカゴ・ベアーズに勝利してから2日後、ライオンズは攻撃コーディネーター(OC)ジョン・モートンを解任したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じた。
その後、チームはモートンと「決別した」と正式に発表している。
モートンは、前ライオンズOCのジョンソンが昨オフシーズンにベアーズのヘッドコーチに就任した後、その後任として採用されたが、1シーズンもプレーコールの権限を維持することができなかった。ライオンズのダン・キャンベルHCはシーズン第10週を前にその役割をモートンから引き継いだ。その試合でワシントン・コマンダースを圧倒し、大差で勝利したことで、キャンベルHCの判断はすぐに正当化されたように見えた。
当時、モートンはキャンベルHCの判断を支持し、報道陣に対して「全面的に支持している。勝つために必要なことは何でもしたい」と語っていた。
最終的にモートンは、2021年シーズンに攻撃コーディネーターとしてキャンベルHCにプレーコールの権限を譲ったアンソニー・リンと同じ運命をたどっている。リンはそのシーズン終了後にライオンズを去った。
ライオンズはモートンの指揮下で5勝3敗、試合平均28.8得点、350.8ヤードを記録。キャンベルHCが指揮を引き継いだ後は、負傷によるオフェンシブラインの変更で前線が不安定になった中、ライオンズの成績は4勝5敗となった。『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、試合平均得点は26.9点と約2点減少したが、獲得ヤードは393.1ヤードに増加したという。
クオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフのパフォーマンスも安定せず、ライオンズファンが望むような形ではなかった。パス成功率は低下し、タッチダウン数は同じ17回だったが、インターセプトは2回増え(計5回)、その結果パサーレーティングは115.2から98.6に落ち込んだ。こうした成績低下の多くは、かつてライオンズ攻撃陣の要だったラン攻撃が衰え、相手守備陣にとってほとんど脅威とならなくなったことにも起因している。
最終的に、プレーコーラーの交代はキャンベルHCが求めていた効果をもたらさなかった。オフェンシブラインの不調に足を引っ張られたライオンズは、シーズン終盤に勢いに乗れず、9勝8敗でポストシーズン進出を逃した。2024年には試合平均得点(1位)、ドライブごとの得点(1位)、サードダウン成功率(4位)、試合平均トータルヤード(2位)で4位以内に入っていたが、2025年にはそれぞれ4位、7位、20位、5位に後退している。
シーズン第18週に勝利した後、キャンベルHCは自分自身に非常に厳しい評価をつけており、2025年に成し遂げた仕事について「自己評価は最低ランクのFだ」と報道陣に明かしていた。
また、キャンベルHCは火曜日の人事異動をほのめかす前に「責めるべき相手は自分たちしかいない。それでも、理想の姿からそこまでかけ離れているとは思っていない。できることはいくつかあるし、それを確実に実行するつもりだ。ハングリー精神が足りなかったとは言わないが、その渇望をもう一度取り戻す。そして、競争できる人材を迎え入れるつもりだ」と説明していた。
2026年、キャンベルHCは“競争できる人材”として攻撃コーディネーターも探すことになる。
【RA】



































