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「手強い」テキサンズ守備陣のDEコンビに備えるスティーラーズHCトムリン

2026年01月08日(木) 12:38

ピッツバーグ・スティーラーズのヘッドコーチ(HC)マイク・トムリン【AP Photo/Terrance Williams】

ピッツバーグ・スティーラーズのヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンは、現地12日(月)に臨むヒューストン・テキサンズ戦で42歳のクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースが攻撃を進めるチャンスを得るには、支配的なパスラッシャーであるディフェンシブエンド(DE)のダニエル・ハンターとウィリアム・アンダーソンJr.の勢いを抑える必要があると理解している。

チーム公式記録によると、トムリンHCは火曜日に「ウィル・アンダーソンとハンターは、2025年のナショナル・フットボール・リーグで最もダイナミックなエッジラッシュのコンビだ」と述べたという。

「2人合わせて27回のサックを記録している。アンダーソンが12回、ハンターが15回だったと思う。彼らは手強いグループだ。彼らの勢いを抑えるための戦術はいろいろあるが、それは彼らにとって目新しいことではないはずだ」

「単調なパス攻撃ばかりになってしまう状況は避けるべきだ。そうなれば厄介なことになる。それが現実だ」

トムリンHCが挙げたサック数は間違っておらず、ハンターはサック数(15回)でNFL3位につけている。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、アンダーソンはサック数が12回にとどまった一方で、QBプレッシャー(85回)で2位にランクインしたという。また、アンダーソンは第3ダウンでのQBプレッシャー(48回)で全選手の中でトップに立っている。

トムリンHCはデミコ・ライアンズHC率いる破壊力抜群の守備陣全体を称賛し、“手強い”ユニットだと表現した。

「アウトサイドには一流のコーナーバックコンビがいるし、パスラッシュにも優れている」と述べたトムリンHCは「カバーも素晴らしい。彼らは戦術的に難しいことをしようとしているわけじゃない。あれほどのコーナーバックとエッジラッシャーがいれば、そんな必要はない」と続けている。

2025年シーズン、テキサンズではデレク・スティングリーJr.、カマリ・ラシター、ケイレン・ブロック、ジェイレン・ピートリがそれぞれ4回のインターセプトを記録した。1チームで4人の選手が4回以上のインターセプトを記録したのは、2017年シーズン(ジャクソンビル・ジャガーズ)以来のことだった。

テキサンズは試合平均被ヤード(277.2ヤード)で1位、試合平均被得点(17.4点)では2位でシーズンを終えた。ライアンズHC率いる守備陣は相手に許したスリーアンドアウト率(29.7%)と試合平均ファーストダウン(16.2回)でも1位に輝き、ターンオーバー数(29回)ではリーグ3位となった。

すべてはアンダーソンとハンターがスナップ時に相手オフェンスを混乱させるところから始まる。スティーラーズが前回、支配的なパスラッシャーと対峙したのはシーズン第17週のクリーブランド・ブラウンズ戦で、このときはDEマイルズ・ギャレットをロジャースから遠ざけることに気を取られ、キャッチ後にヤードを稼ぐことを狙ったショートパスを出せない場面があった。

ブラウンズ戦で陥った状況を避けつつ、1人ではなく2人のエリートディフェンダーにどう対処するのかと質問されたトムリンHCは、次のように答えている。

「はっきりさせておこう。何度も言ってきたが、皆さんは聞いていなかったようだ。私たちはクリーブランド・ブラウンズ戦で、プロテクションの観点で特別なことはせず、いつもと同じことをした。最初の対戦時も同じことをして、試合に勝ち、より多くの得点を挙げ、サックはゼロだった。つまり、大きな変化はなかった。確かに今週は試練となる。手強いコンビがいるからね。すでに話した通り、単調な状況に陥る回数を最小限に抑える必要がある」

ネクスト・ジェン・スタッツによると、スティーラーズはシーズン第6週のブラウンズ戦で、24回のパスラッシュスナップでギャレットに対して6回のチップブロックと6回のダブルチームを仕掛けたという。一方のギャレットは3回のQBプレッシャー(うち2回はクイックプレッシャー)を記録した。シーズン第17週では、スティーラーズがギャレットに39回のパスラッシュスナップ中16回(41%)でチップブロック、1回でダブルチームを仕掛け、ギャレットが6回のプレッシャーと3回のクイックプレッシャーをマーク。2024年シーズン第12週には32回のスナップ中18回(56.3%)でチップブロック、5回でダブルチームを仕掛け、3回のサックを受けた。そして、第14週には5回のチップブロックと4回のダブルチームを仕掛けてサック1回、プレッシャー4回を許した。

ギャレットが2017年にNFL入りして以来、スティーラーズはギャレットのパスラッシュスナップの16.7%(81回)でチップブロックを決めてきた。81回のうち45回は直近2シーズンに集中しており、そのうち34回は2024年シーズン第12週と、波乱の敗北を喫した今シーズン第17週で記録したものだ。

とはいえ、スティーラーズ攻撃陣がギャレットをどう防いだかは関係ない。テキサンズ守備陣の卓越性は、攻撃側が片側の選手に集中すると、もう一方のスターエッジラッシャーに有利な状況が生まれることにある。両サイドを抑えられても、中央の優秀なディフェンダーがQBの前に迫ることができるのだ。

月曜夜、2人の猛者が両端から襲いかかってくる中で、ロジャースは素早く短いパスを連発し続けるだろう。

【RA】