WRメットカーフの復帰でスティーラーズ攻撃陣は「完全な形」になるとテキサンズHCライアンズ
2026年01月10日(土) 11:37
ピッツバーグ・スティーラーズのワイドレシーバー(WR)D.K.メットカーフは2試合の出場停止処分から復帰し、現地12日(月)夜に実施されるワイルドカードゲームに出場する見込みだ。そうした中、ヒューストン・テキサンズのヘッドコーチ(HC)デミコ・ライアンズは、ビッグプレーを生み出す能力を持つメットカーフの存在がスティーラーズにとって何を意味するのかを強く意識している。
チーム公式記録によると、ライアンズHCは「メットカーフがいることで、彼らのオフェンスは完全な形になる」と述べたという。
「彼はアウトサイドレシーバーとして配置され、フィジカルなプレーに優れている。彼について一番印象に残っているのは、ゴールートでもスラントでも、どんなプレーでもフィジカルにプレーすることだ。だからこちらも真正面から挑まないといけない。その挑戦に応え、彼に対してフィジカルなプレーをしないといけない。それは厳しい挑戦になるだろう。彼はキャリアを通じてフィールドの奥でビッグプレーを量産してきた。あちらは彼の復帰を楽しみにしているはずだ。オフェンスにとってものすごく重要な存在だからね。アーロン(ロジャース)も間違いなく彼に何度もボールを投げるはずだ。こちらは、ボールが上がった場面で彼にどう対応し、どうプレーを仕掛けるかを考えるので手いっぱいになるだろう」
出場停止処分で最後の2試合を欠場したにもかかわらず、メットカーフはレシーブヤード(850ヤード)とタッチダウンレシーブ数(6回)でチームトップに立ち、500ヤード以上を記録した唯一の選手となっている。メットカーフがフィールドにいるかどうかで、スティーラーズのパスオフェンスに大きな違いが生まれることは明らかだ。
『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、メットカーフの出場時にクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースはパス成功率67.2%、アテンプト平均7.1ヤード、タッチダウン23回に対してインターセプト7回、パサーレーティング99.9を記録したとのこと。一方、メットカーフの不在時はパス成功率60.5%、アテンプト平均5.4ヤード、タッチダウン1回、インターセプト0回、パサーレーティング77.8と大きく数字を落としたという。
メットカーフはシアトル・シーホークス在籍時に出場した4回のプレーオフゲームで素晴らしい成績を残し、合計5回のタッチダウンを記録した。また、プレーオフで4試合以上出場した選手の中で史上最多となる試合平均112.8レシーブヤードをマークしている。
ライアンズHCはサンフランシスコ・49ersの守備コーディネーター(DC)を務めていた際にレギュラーシーズンで4回メットカーフと対戦し、それらの試合ですべてメットカーフの獲得ヤードを65ヤード以下に抑えていた。しかし、唯一のポストシーズン対決となった2022年ワイルドカードラウンドは、49ersが41対23で勝利したものの、メットカーフにレシーブ10回、136ヤード、タッチダウン2回を許している。ライアンズはテキサンズのヘッドコーチとしてメットカーフと対戦したことは一度もない。
ライアンズ率いる守備陣は今季、レシーバー相手に圧倒的な強さを見せている。テキサンズは2025年シーズン、ワイドレシーバーをターゲットにしたパスの成功率をリーグ最低の54.4%に抑え、パサーレーティングも72.9(リーグで4番目に低い)にとどめた。相手のクオーターバックがワイドレシーバーを狙ったパスでは、タッチダウン(10回)よりもインターセプト(12回)の方が多かった。
月曜夜の対戦で課題となるのはメットカーフの抑制だけではないと理解しているライアンズHCは、次のようにコメントしている。
「彼らは本当にうまくバランスを取って変化をつけている。アーロンがキャリアを通じて得意としてきた要素も取り入れている。フォーメーションを広げると、彼はディフェンスを見渡し、どこにボールを投げるかを自分で選ぶことができる。アーロンには常にそういう性質があり、それが彼の能力だ」
【RA】



































