ニュース

チームのパス記録を持つマット・ライアンがフットボール運営部門社長としてファルコンズに復帰

2026年01月11日(日) 18:32

マット・ライアンとアーサー・ブランク

なじみ深い人物が新たな役職を得てアトランタ・ファルコンズに戻ってくる。

フランチャイズ史上最も偉大なクオーターバック(QB)として知られるマット・ライアンが、チームのフットボール運営部門社長としてファルコンズに復帰することになった。チームが現地10日(土)の午前に発表した。

オーナーのアーサー・ブランクはチームが出した声明で、「アトランタでの輝かしい14年間のキャリアを通じて、マットのリーダーシップ、細部への配慮、ゲームの知識、そしてたゆまぬ勝利への意欲は、彼をこのフランチャイズ史上最も成功を収めた選手にした」と述べた。「彼が新しい役割に就くにあたり、それらの資質がこの組織にとって大きな利益になると確信している。現役時代も、CBSのアナリスト時代も、マットは常にゲームを研究し続けてきた。彼は今日のNFLに対する明敏な見識に加え、われわれの組織とマーケットに関する独自の知識を持っている。われわれはアトランタ、そして世界中のファルコンズファンのためにチャンピオンシップを狙えるチームを作ろうと努力しており、私はマットに全面的信頼を置いている」

40歳のライアンは、ヘッドコーチ(HC)ラヒーム・モリスとジェネラルマネジャー(GM)テリー・フォンテノーの解任後にブランクがこの役職の新設を発表して以来、最有力候補と目されていた。とはいえ、ファルコンズもカロライナ・パンサーズの執行副社長であるブラント・ティリス、デトロイト・ライオンズの最高執行責任者マイク・ディズナー、サンフランシスコ・49ersのスカウティング兼フットボールディレクターのジョシュ・ウィリアムズ、シカゴ・ベアーズのアシスタントGMイアン・カニンガムと面談を行っている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロによると、彼らの中の誰が最終的に未来のGMになるかもしれないとのことだが、チームとしては選択肢を広く保っておくつもりのようだ。

ファルコンズは新しいGMとヘッドコーチの選定に乗り出しているが、そこで採用される人物はライアンの直属となり、ブランクが4日(日)にファンに向けて出した声明によれば、ライアンが“最終的な意思決定権”を持つことになるようだ。

ライアンはクオーターバックとしてファルコンズを第51回スーパーボウルへと導き、2016年シーズンにNFL MVPに選ばれた。翌年には10勝6敗のファルコンズをプレーオフへと連れていった。今のところ、これが彼らにとって最後のポストシーズン進出であり勝ち越しもそれ以来ない。アトランタでの14シーズンで、ライアンはパスで5万9,735ヤードとタッチダウン367回を記録。どちらも、ファルコンズの全歴代QBと比べて2倍以上という圧倒的な数字だ。

ライアンは、ファルコンズがトレードでデショーン・ワトソン獲得をもくろんで失敗に終わった後、2022年にインディアナポリス・コルツで最後のシーズンをプレーした。

引退後、CBSのアナリストとして活動していたが、今後はその役割を離れることになる。

ライアンは次のようにコメントした。「アーサーは20年近く前、生涯一度のチャンスを与えてくれた。そして今回もまた、その機会を自分にくれた。コルツやCBSでの時間には感謝しているが、俺は常にファルコンズの一員だった。帰ってこられることをとてもうれしく思っている。この新たな機会にこれ以上ないほどワクワクしているし、感謝と謙虚な思いを抱いている。自分はブランク・ファミリー、ファルコンズの組織、アトランタの街、そして何よりファンのために尽くすという1つの目標を持ってキャリアをスタートさせた。このフランチャイズの成功に対するコミットメントは変わっていない。素晴らしい新章を記すための準備は万全だ」

ライアンはフットボール関連で管理職を経験したことは1度もない。しかし、彼の帰還がファルコンズを再び成功へと導くことが期待されている。

ブランクがこの役職を発表した際に定義した通り、フットボール運営部門社長は“チームのビジョンとアイデンティティを確立する“役目だ。ライアンは長年、フィールド上でその役割を果たしてきた。今度はそれをフロントオフィスで果たすことになる。

【M】