厳しいプレーオフ初戦を終えたペイトリオッツLTキャンベル、周囲の批判を一蹴
2026年01月16日(金) 11:49
ニューイングランド・ペイトリオッツの新人オフェンシブタックル(OT)ウィル・キャンベルにとって、プレーオフ初出場は決して華々しいものではなかった。それでも本人は、必要以上に落ち込む様子を見せていない。
キャンベルは、ロサンゼルス・チャージャーズとのワイルドカードラウンドでチームとともに白星を手にしたことを素直に喜び、批判的な声に耳を貸すつもりはないようだ。
現地14日(水)、キャンベルは「正直、誰が何と言おうと知ったことじゃない」と『Boston.com(ボストン・ドット・コム)』に話している。
「偽物だと分かっている『X』のアカウントを使って書き込むのは簡単だ。自分には誰よりも高い基準を課している。完ぺきを目指しているし、だからこそ、完ぺきでいるのは難しいと言われることが、つらく感じる」
完ぺきを目指す姿勢は理解できるが、現実的とは言い難い。そして、日曜日のチャージャーズ戦でキャンベルが見せた姿はその理想からは程遠く、オールプロ選出を誇るベテランアウトサイドラインバッカー(OLB)カリル・マックを中心に、ラインバッカー(LB)のオダフェ・オウェやトゥリ・トゥイプロトゥといった卓越したクオーターバック(QB)ハンターを擁するチャージャーズのパスラッシュ陣を相手に、踏ん張り切れずに苦戦を強いられた。
『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、キャンベルは上述の3人に加え、ディフェンシブタックル(DT)ティエア・タートにも苦しめられ、40回のパスブロックスナップでサック2回を許すなど、チーム最多となる6回のプレッシャーを許したという。また、『Pro Football Focus(プロ・フットボール・フォーカス)』は、2025年シーズンのタックル評価でNFL32位とされるキャンベルに対し、この試合のパスブロック評価として60.8という低いグレードをつけた。
サックを許した場面ではファンブルによるターンオーバーを喫したものの、その失態が試合結果を左右することはなく、2025年ドラフト全体4位指名のキャンベルにとって、貴重な経験を得る一戦となった。
「当然、活躍できたとは言えない」とキャンベルは振り返り、こう続けた。
「やり直したいプレーが2つか3つあった。でも相手はディフェンシブエンドだけで総額3億ドル(約475億4,100万円)級の陣容だ。彼らには大きな敬意を払っている。プレーオフでは、毎週ああいう相手と向き合うことになる」
「ヘッドコーチ(HC)の(マイク)ブラベルが言っていたように、ある程度の流血や激しさは覚悟しなければならない。ただ、相手より多く血を流さないようにするだけ。それがこのゲームの本質だ」
その言葉を体現するかのように、ブラベルはチャージャーズに16対3で勝利した試合後、選手たちと喜びを分かち合う中で唇を切っている。ディビジョナルラウンドで日曜日にヒューストン・テキサンズと対戦するにあたり、ディフェンスはさらに手強い存在となるだけに、ブラベルはミスを最小限に抑える戦いを選手たちに求めることになる。
キャンベルが指摘したように、ポストシーズンで勝ち続けるのは簡単ではない。特に、ディフェンシブエンド(DE)のウィル・アンダーソンJr.とダニエル・ハンターという2人の怪物を擁するテキサンズのパスラッシュを前にすれば、その難度は一段と上がる。2人は2025年シーズンに合計27回のサックを記録し、ワイルドカードウイークエンドに行われ、30対6でピッツバーグ・スティーラーズに勝利した試合でも、1.5回のサックを挙げている。
テキサンズ戦での立て直しについて、キャンベルは「それが自分の仕事だ。金をもらってやっていることだから」と語った。
「先週の試合で取り戻したいプレーが2つあったと思うこともできる。でも、それは今週に向けたエネルギーの無駄遣いだ。誰かにそう言われたことがあるけど、本当にその通りだと思う」
「先週のことを気にしている場合じゃない。正直に言って、ミスが起きた瞬間から、もうどうしようもない。自分にできることも、スタンドの人たちにできることもない。ただ前に進んでプレーし続けるだけ。1つのミスをきっかけに、10のミスを重ねるわけにはいかない」
ペイトリオッツがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲーム進出というミラクルのような快進撃を続けるためには、個々のミスを連鎖させないことが不可欠だ。ディフェンスの雪崩に押し流されるような展開だけは、何としても避けなければならない。
「これこそがNFLに来た理由だ」とキャンベルは言う。
「こういう試合を戦いたくてここにいる。きれいな展開にはならないし、簡単でもない。それでも、勝つために必死に食らいついていくしかない」
【R】



































