HC候補と目されることを光栄に感じつつもプレーオフに集中するブロンコスDCジョセフ
2026年01月16日(金) 11:31
バンス・ジョセフはこれまで興味深いフットボール人生を歩んできた。
ジョセフは現在、2018年にヘッドコーチ(HC)としての職を解かれたチーム(デンバー・ブロンコス)で守備コーディネーター(DC)を務めている。その手腕は高く評価されており、数週間以内に他チームからヘッドコーチのオファーが舞い込む可能性も浮上している。
そうした機会はコーチのキャリアにとって重要な転機となるが、現在のジョセフはその可能性を気にしていない。現地17日(土)に第6シードのバッファロー・ビルズを迎え撃つディビジョナルラウンドを控える中、第1シードのブロンコスでやるべき仕事が山積みだからだ。
『The Denver Post(デンバー・ポスト)』によると、ジョセフは水曜日に「そういうことは後回しにしている。私にとっては勝つことが最優先だ。後のことは成り行きに任せる。自分ではコントロールできないしね」と述べたという。
ジョセフが新しいチームで昇進を果たす可能性についてあまり考えていないのは当然だと言えよう。というのも、ジョセフはすでに同じ経験をしているからだ。2016年にマイアミ・ドルフィンズの守備コーディネーターとして輝かしい実績を残したジョセフは、2017年にブロンコスのヘッドコーチに就任。2015年にジョセフを差し置いてゲイリー・クビアックをヘッドコーチに採用したブロンコスが熱心に勧誘した結果だった。しかし、ジョセフはデンバーで苦戦を強いられ、2シーズンで11勝21敗の成績を残した後に解任され、ベテランDCビック・ファンジオがその後任となった。
そうした経験を踏まえ、ジョセフは先週の5チーム(テネシー・タイタンズ、ニューヨーク・ジャイアンツ、ラスベガス・レイダース、ボルティモア・レイブンズ、アリゾナ・カーディナルス)との面談を前に、準備に気を取られることはなかった。自分にとって最も重要なのはブロンコスでの仕事だと理解しているからだ。
「そのプロセスで分かるのは、(準備が)過大評価されていることだ。何よりも、勝つことが重要だと気づく。私はずっとブロンコスの勝利に集中してきた」とジョセフは話している。
ここまでは順調だ。ブロンコスは1試合あたりの被ヤード数(278.2ヤード)でリーグ2位、被得点(18.3点)で3位にランクインしており、攻撃陣は安定して得点を重ねるのに苦労しているものの、守備陣とその指揮を執るコーディネーターに頼ることができている。
そうした成功が他チームの関心を呼び起こし、それがすぐに消える可能性は低いと見られている。ブロンコスがプレーオフで勝ち進み、スーパーボウルに進出すればなおさらだろう。本当にジョセフを獲得したいチームは待つしかない。
「光栄なことだけど、これはプログラム全体の成果だ」と語ったジョセフは、次のように続けた。
「繰り返しになるが、勝利を重ねたプログラムのコーチを迎えたいと考えているチームが求めているのは、その成功の秘訣だ。これはオーナーやコーチ、選手の成果だ。いわば全員の努力の結果だ」
「もちろん、苦戦していて変化を求めているチームは、勝利を重ねてきたチームや、この3年で私たちがどう状況を立て直したかに目を向けるものだ。それはかなり特別なことだし、その秘訣は私たちの中にある・・・彼らはその秘訣を求めているのだ」
外部から関心が寄せられている間も、ジョセフは自分をここまで導いてきたプロセスを実行し続けるだろう。結局のところ、ジョセフとブロンコスには勝利を目指して準備すべきプレーオフの試合が控えている。
【RA】



































