コマンダースがRFK跡地に建設予定の屋根付きスタジアム完成予想図を初公開
2026年01月16日(金) 11:12
ワシントン・コマンダースは、フランチャイズの新たな本拠地構想の一部をファンに披露した。そこには、過去への敬意と未来への展望が織り込まれている。
現地15日(木)、コマンダースは新スタジアムの初期完成予想図を公開した。2030年の開業を予定するこの屋根付きスタジアムは、収容人数約7万人規模で、建設地にはかつて本拠として使用されていたRFKスタジアム跡地が選ばれている。設計はスタジアムデザインを専門とする『HKS』が担当。同社は、イングルウッドのSoFiスタジアム、ミネアポリスのUSバンク・スタジアム、テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムなど、近年のNFLスタジアムを数多く手がけてきた。
新たな本拠が目指すのは、スーパーボウル制覇3度を誇る名門フランチャイズとしての伝統と、クオーターバック(QB)ジェイデン・ダニエルズに象徴される未来を結び付けることだ。
チーム公式サイトによれば、コマンダース社長のマーク・クラウスは次のように述べている。
「当初からわれわれの焦点は、コマンダースのファンにとって最高水準の体験を提供すると同時に、RFKスタジアムとチームのレガシーを尊重することにあった」
「フットボールの熱量を最大限に引き出し、年間を通じたイベント開催にも対応し、地域社会が誇れる存在となるスタジアムを設計している。デザインが進化していく中で、コミュニティのみなさんからの意見を聞けることを楽しみにしている」
歴史あるRFKスタジアム跡地という立地とそのデザインには、連邦議会議事堂や周辺の記念建造物と調和し、敬意を払った景観を形成する狙いがある。同時に、エンターテインメント地区や公共交通機関に近い利便性を生かし、スタジアムをワシントンD.C.全体と結び付ける役割も担う。連続する列柱は、公共広場や緑地、さらにアナコスティア川沿いの動線を一体化させるための設計となっている。
新スタジアムはいずれコマンダースの本拠地となる予定だが、試合開催にとどまらず、年間を通じてさまざまなイベントを開催する施設としての活用も想定されている。敷地全体の少なくとも30%は、通年で利用可能なレクリエーションスペースとして整備される計画だ。
ワシントンD.C.市長のミュリエル・バウザーは、「コマンダースとHKSの双方が、街の歴史とスカイラインを称えながら、RFKキャンパスの将来に向けた起爆剤となる象徴的なスタジアムを設計しようとしている。その思いを共有できていることに感謝している」とコメントした。
昨年4月、コマンダースとワシントンD.C.はスタジアム建設に関する合意に達した。建設費は約40億ドル(約6,340億8,000万円)に上る見込みで、そのうち27億ドル(約4,280億400万円)をフランチャイズ側が負担し、残額を市が拠出する予定となっている。
フランチャイズがワシントンD.C.の市内に本拠を構えていたのは、今からおよそ30年前までさかのぼる。1996年12月22日にRFKスタジアムで最後の試合を行った後、1997年からはメリーランド州ランドーバーにある現在のノースウエスト・スタジアム(旧フェデックス・フィールド)へと移転している。
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