カウボーイズWRピケンズはフランチャイズタグ付与後にトレードの可能性も
2026年02月09日(月) 11:27
フリーエージェント目前のワイドレシーバー(WR)ジョージ・ピケンズが市場に出る可能性は低いが、2026年に別のチームでプレーする展開は依然として残されている。
ダラス・カウボーイズがピケンズにフランチャイズタグを付与すると見込まれている一方、タグを行使した上でトレードに踏み切るシナリオも選択肢の一つになり得ると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポート、トム・ペリセロ、マイク・ガラフォロが現地8日(日)の『NFL GameDay Morning(NFLゲームデー・モーニング)』で伝えた。
現在、サラリーキャップで2,920万ドル(約45億7,505万円)超過しているカウボーイズにとって、ピケンズへのフランチャイズタグ行使はあくまで一時的な措置に過ぎない。2025年シーズンにブレークを果たしたピケンズが、長期契約による安定を求めるのは自然な流れであり、仮に契約延長が実現しなかった場合、タグを付与した上でのトレードは、チームと選手双方にとってウィンウィンの選択肢と受け止められる可能性がある。
同じ番組でラポポートは、ラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズをグリーンベイ・パッカーズへ放出した大型トレードに触れつつ「カウボーイズはこれまでもスター選手を有力なドラフト指名権と引き換えにトレードする姿勢を示してきた」とコメント。
「2人ともデイビッド・ムルゲータという共通の代理人が付いている。その点を挙げておきたかっただけだが、考えてみると実際に興味深い状況だ」
フリーエージェントを控えるパスキャッチャーの中でも、群を抜いてダイナミックな存在であるピケンズは、昨年のオフシーズンにピッツバーグ・スティーラーズとのトレードでカウボーイズへ加入して以降、際立った活躍を見せた。
シーディー・ラムがハイアンクルスプレインによって離脱した期間、ピケンズはWR1としての資質を十分に示し、平均スタッツでも長年チームを支えてきたスターレシーバーを複数の項目で上回った。キャリア初のプロボウルに選出されたピケンズは、レシーブ93回、1,429ヤード、タッチダウン9回を記録。レシーブ平均15.4ヤード、1試合平均レシーブ5.5回、1試合平均84.1ヤードをマークしている。一方のラムは、レシーブ75回、1,077ヤード、タッチダウン3回。レシーブ平均14.4ヤード、1試合平均レシーブ5.4回、1試合平均76.9ヤードでシーズンを終えた。
両者は、得点でリーグ7位、総獲得ヤードで同2位に入ったオフェンスにおいて、高い次元で理想的な補完関係を築いていた。ラムとダック・プレスコットに続く第2のパスキャッチャーとの間に長年ギャップを抱えてきたカウボーイズにとって、ピケンズを戦力として手元に残したいという思惑は明確だ。実際、オーナーのジェリー・ジョーンズも最近、ピケンズを「長い間」ダラスにとどめておきたいと語り、その意向を示している。
それでも、ピケンズ自身がキャリア最高のシーズンによって自身の市場価値を押し上げたことを理解していないはずはない。
ワイドレシーバーに設定されるフランチャイズタグの金額は年俸2,880万ドル(約45億835万円)と見込まれており、NFL全体で2番目に高額なポジションとなる。カウボーイズが正式にタグを行使できる期間は、2月17日(火)から東部時間3月3日(火)16時までだ。
現時点でフランチャイズタグが適用された場合、ピケンズの平均年俸は2026年に向けてワイドレシーバーの中で11位となり、ワシントン・コマンダーズのテリー・マクローリンとシンシナティ・ベンガルズのティー・ヒギンズの間に位置する見込みだ。ラムは平均年俸3,400万ドル(約53億2,236万円)で3位となっている。
フランチャイズタグを付与された選手と延長契約を結べる期限は7月15日(水)までで、それまでに合意に至らなかった場合、トレードやホールドアウトといった例外を除き、選手はタグを付与された状態、もしくは1年契約でプレーすることになる。
カウボーイズは今後、ピケンズをどのように扱うかについて判断を下すことになるが、少なくともフリーエージェント市場に出る展開は想定されていない。フランチャイズタグ行使が、その第一歩となる見通しだ。
【R】



































