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ジェッツが期限前にRBホールにフランチャイズタグを使用

2026年03月04日(水) 10:23

ニューヨーク・ジェッツのブリース・ホール【AP Photo/Nick Wass】

ブリース・ホールは少なくともあと1シーズン、ニューヨーク・ジェッツで先発ランニングバック(RB)を務める見込みだ。

現地3日(火)、ジェッツが2026年シーズンに向けてホールに非独占的フランチャイズタグを使用し、両者は長期契約の交渉を進めていると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポート、トム・ペリセロ、マイク・ガラフォロが情報筋の話をもとに報じた。その後、チームも正式に発表している。

ホールはフランチャイズタグによって1,429万3,000ドル(約22億5,343万円)を受け取る見込みだ。この金額は同ポジションの上位5選手の報酬をもとに算出される。

ラポポート、ペリセロ、ガラフォロによれば、当初はジェッツがホールにトランジションタグを適用するのではないかという憶測があったという。トランジションタグはRBポジションの上位10選手の平均報酬をもとに金額が決められる1年テンダーだ。ホールが他チームからオファーを受けた場合、ジェッツにはそれに対する優先交渉権が保証されるが、ホールが他チームと契約した場合に補償は得られない。

「いつも自分を信じてきた。ずっと頑張ってきた・・・またすぐに会おう。愛を込めて」

ホールがフリーエージェント(FA)にならないことは、ジェッツのジェネラルマネジャー(GM)ダレン・ムージーが2026年NFLスカウティングコンバインで3月3日の期限までに長期契約が成立しなければホールにタグをつけると報道陣に明かした時点で予想されていた。

ムージーGMは2月24日にコンバインの場で「契約をまとめられなくても、ブリースをここにとどめる方法を見つける」と述べ、「タグは選択肢の一つだ。契約を成立させてブリースをチームに残すことが理想だと思っている。ここに来てから1年間、ずっとそう言ってきたはずだ。ブリースは優秀な選手だし、チームに残す方法を見つけたい」と続けていた。

フランチャイズタグの適用により、ホールとジェッツは7月15日(水)までに長期契約の交渉を行う必要がある。

2020年ドラフト2巡目でジェッツから指名され、5月31日(日)に25歳となるホールは、契約最終年に自己最高のラン記録を残した。キャリー数(243回)とランヤード(1,065ヤード)でキャリアハイを更新し、パス攻撃で威力を発揮できなかったジェッツ攻撃陣で4回のタッチダウンランを挙げた。さらに、チームで3番目に多い350レシーブヤードも稼ぎ、空中戦でも1回のタッチダウンを決めている。

ホールが堅実な活躍を見せたことは新人契約満了後に大幅な報酬アップにつながると見られていた。それは今回提示された1年契約で確実に実現する。さらに、今後数カ月でジェッツや彼の才能を求める他チームとの長期契約によって実現する可能性も残されている。

フランク・ライクが攻撃コーディネーター(OC)に就任し、2026年には新たなクオーターバック(QB)にシーズン初戦の先発を任せる可能性がある中で、ジェッツはホールにタグをつけることで攻撃陣にある程度の安定性を維持する方向に進んだ。

【RA】