LBスミスの今季中復帰を夢見ないレイダース
2016年12月05日(月) 10:42オークランド・レイダースがラインバッカー(LB)オルドン・スミスの今季中復帰を当てにしているわけではない。
NFLの薬物規定に違反して1年間の出場停止処分を受けていたスミスは、その期間を終えた今もまだチームへの復帰が可能になっていない。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地4日(日)、NFLの番組『GameDay Morning(ゲームデー・モーニング)』の中で、「現段階では、レイダースが今シーズン中の復帰を当てにしているという感じではない。オルドン・スミスが承認を受けて復帰可能になれば、チームにとっては明らかにプラスになる話だ。しかしながら、タイミングがそれを非常に難しくしている。関係者の話によれば、スミスの今シーズン中復帰は可能ではあるようだ」と語った。
出場停止処分中にスミスはカウンセラーと話し合い、リハビリに参加。ラポポートはスミスがリハビリを60日間も延長してきたと報じ、依然としてNFLコミッショナーを務めるロジャー・グッデルとの会合を望んでいるスミスだが、その要望が通るかどうかは未定であるとも伝えた。
ラポポートは「ゆえに、オルドン・スミスとレイダースは単純にシーズン終了前の復帰が可能になることを期待しているものの、定かなことはまだ何も言えない状態にいる」と話している。
今シーズン中のスミス復帰が可能であれば、レイダースはスーパーボウル出場に向けた重要な試合を前にチーム最高クラスの守備選手を手札に加えることになる。長く試合から遠ざかっていたスミスがいかに早くコンディションを整えることができるかも非常に重要になってくるだろう。