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セインツに戻る場合は双方が「金銭面で納得」する必要があるとDEジョーダン

2026年03月18日(水) 11:00

ニューオーリンズ・セインツのキャメロン・ジョーダン【AP Photo/Danny Karnik】

フリーエージェント(FA)解禁から1週間が経過し、ディフェンシブエンド(DE)キャメロン・ジョーダンは第1波と第2波でさまざまな動きがあった後も依然として獲得可能なトップ15のフリーエージェントの1人となっている。

15年にわたるキャリアをすべてニューオーリンズ・セインツで過ごしてきたジョーダンは、ポッドキャスト番組『The Set with T.Stead(ザ・セット・ウィズ・T.ステッド)』に出演した際に元チームメイトのオフェンシブタックル(OT)テロン・アームステッドに対し、セインツに戻りたい気持ちはあるものの、双方にとって理にかなった条件でなければならないと語った。

「ニューオーリンズという街が大好きだし、ニューオーリンズにいたいという気持ちも強いけど・・・価値があると思える条件が整わないなら、ビジネスとしてそういうこともあると理解している」とジョーダンは話している。

「同年代の選手たちが、これまで所属してきた唯一のチームだってことを理由に再契約するのを見ると、“当然だろう”って思うし、“いいぞ、素晴らしい”とも思うけど、それはその選手のケースであって、俺がそうなるとは限らない。フットボール選手としてコントロールできるのは、自分でコントロールできる部分だけだ。感情を抜きにして物事を考えなきゃいけない。もちろん、ニューオーリンズにいれたらうれしいけど、金銭面で納得できなければ、それぞれの道を見つける必要があるだろう」

「自分が街やチームを愛しているからといって、街やチームも俺を愛さなければならないわけではない。でもこの街は間違いなく俺を愛してくれたし、これからもずっとそうだろう。つまり、自分の愛情は一方通行ではなかったと言いたい」

今オフシーズンにランニングバック(RB)トラビス・エイチェーンやOTデビッド・エドワーズといった有能な選手をオフェンスに加えたセインツが、短期間で巻き返せると信じているジョーダンは、次のように語った。

「セインツは次の2年間でスーパーボウル争いに加われると思う。そこには価値がある。俺に残された時間も大体それくらいで、あと2、3年だ。1回は優勝できるかな?」

2023年と2024年のサック数が合計6回にとどまったのに対し、昨季にチーム最多となる10.5回のサックをマークしたジョーダンは、15年間のキャリアでわずか2試合しか欠場しておらず、ランにもパスにも対応できるベテランのエッジラッシャーとして戦力になり得る。

「先週、フリーエージェンシーが始まった。俺は7日間で5つの州を回ったんだ」とジョーダンは明かした。

「ツアーみたいな感じさ。ニューオーリンズにさっと寄って、ロッカールームから荷物を取ってきた。万が一のことを考えると置いておけないからな。それからフロリダに行って、デマリオ・デービスとか向こうにいるアンクワン・ボールディンに会った。いくつかニュースも入ってきて、妻が“このチームのことを考えているなら、話し合おう”って言うから、“このチームのことは考えていない”って返したけど、話し合うことにした。フロリダにいたけど、すぐにアリゾナに飛び、ちょっとした打ち合わせをしなきゃいけなかった」

7月に37歳になるジョーダンは、現時点で引退を真剣に検討しているような素振りを見せていない。キャリア通算サック数は132回で、現時点で歴代17位に位置している。2026年に7回のサックを記録すれば、殿堂入りしたデマーカス・ウェアを上回り、歴代10位に浮上する見込みだ。

「サック10.5回、タックルフォーロス15回、タックル40回以上を記録したシーズンを経て、もし次も同じようなシーズンを送れたら、歴代10位に食い込めるだろうとは思っていた」とジョーダンはコメント。

「それと同時に、自分は36歳であり、誰もが若手を求めているという事実も受け入れている。若いからといって、実績以上の価値があるわけではない。でも、このリーグでポテンシャルは大きな意味を持つ。自分の中で価値の基準は決まっている。価値は、現時点では見る人によって変わるものだ。それにはポジションやローテーション、金銭面なものも含まれるけど、もっと重要なのは、来季に10回から13回のサックを狙うなら、最高の環境に身を置く必要があるということだ。それはセインツかもしれない。いや、マイアミ・ドルフィンズかもしれない。クリーブランド(ブラウンズ)やバッファロー(ビルズ)、グリーンベイ(パッカーズ)ではないだろうけど・・・可能性はある。あり得るんだ」

寒さが苦手なのではないかと指摘されたジョーダンは、天候の不安を克服できるだけの金額があれば大丈夫だと冗談めかして答えた。

ジョーダンが除外したように見えたチームはもう1つある。アトランタ・ファルコンズだ。

セインツ以外のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区の2チームについて触れたジョーダンは「そのうち1チームにはかなり不信感がある」と明かしている。

「ファルコンズだ」と強調したジョーダンは「セインツの選手が移籍するのを見てきた。実際には2人だ。もうそいつらを信用していない。1人は戻ってきたけど、それでも信頼していない」と続けた。

「(ラインバッカー/LB)ケイデン・エリスはアトランタに移籍して、またうちに戻ってきた。みんな歓迎している。俺もそうするかな――たぶんね。あんなダサい赤を着た後に戻ってきたよ、なんて言えるもんかね?」

ジョーダンがセインツに戻る場合、エリスとは折り合いをつける必要がありそうだ。

【RA】