【2016年第13週】コルツがプレーオフ進出の希望をつなぐ今季6勝目
2016年12月06日(火) 13:56現地5日(月)、第13週のマンデーナイトフットボールとなるインディアナポリス・コルツ対ニューヨーク・ジェッツが行われた。試合は攻守共に圧倒したコルツがジェッツを一切寄せつけず、41対10でジェッツを粉砕。今季6勝目を挙げたコルツはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区のトップ争いに食い込んでいる。
この日、第12週の感謝祭ゲーム(ピッツバーグ・スティーラーズ戦)を脳しんとうのために欠場していたクオーターバック(QB)アンドリュー・ラックが復帰し、試合開始から前戦の不在を感じさせない好調ぶりをアピールした。ワイドレシーバー(WR)T.Y.ヒルトンへの13ヤードパスを通して勢いに乗ったラックは、その後もタイトエンド(TE)ドウェイン・アレンに楽々と7ヤードパスを決めて先制タッチダウンを獲得。対照的にジェッツは攻守共に調子が上がらず、攻撃陣は敵陣にすらボールを進めることができない。一方でコルツは再びラックからアレンへの21ヤードパスでタッチダウンを決め、試合の主導権を握る。
第2クオーター序盤にはコルツ守備陣のペナルティが原因で相手陣地へと進んだジェッツは、このチャンスを生かしてフィールドゴールを成功させた。ただ、ジェッツ守備陣のセカンダリーが踏ん張り切れず、ラックからヒルトンへのパスを許して自陣まで攻め込まれると、あっさりフィールドゴールを返されてしまう。ラックはその次のオフェンスドライブでもアレンにこの日3度目のタッチダウンパスを通し、一気に点差を広げた。
後半に突入してもコルツ攻撃陣の勢いは止まらず、ラックからヒルトンへのパスでリズムに乗ると、WRドンテ・モンクリーフへのパスでラックが4度目のタッチダウンパスを通す。対するジェッツは前半にまったく良い活躍を残せなかった先発QBライアン・フィッツパトリックをベンチに下げ、ベイラー大学出身の2年目QBブライス・ペティを投入。しかし、第3クオーター終了直前にペティはWRロビー・アンダーソンを狙ったパスをインターセプトされてしまうなど、コーチ陣の期待に応えるパフォーマンスを発揮できず。
コルツは第4クオーターにもランニングバック(RB)ロバート・タービンの5ヤードランでダメ押しのタッチダウンを決め、試合を完全に決定づけた。同クオーター中盤にペティがアンダーソンへの40ヤードパスを通し、タッチダウンを決めたことがジェッツにとって唯一のハイライトとなった。以降、試合は動きがないまま終了している。
コルツQBラックはパス28回中22回、278ヤード、4タッチダウンを投げて完全復帰をアピールした。3タッチダウンパスをつなげたTEアレンはレシーブ4回、72ヤードをマーク。WRヒルトンもレシーブ9回、146ヤードと大活躍だった。
ジェッツQBフィッツパトリックはパス12回中5回成功、81ヤード、0タッチダウン、1インターセプトで締めくくっている。残念な試合内容となったが、QBペティがタッチダウンパスを決めたのは大きい収穫となったはずだ。