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ラムズ戦でのトーンティングペナルティについて語るシーホークスCBウーレン

2026年01月27日(火) 09:35

シアトル・シーホークスのリク・ウーレン【Kevin Sabitus via AP】

シアトル・シーホークスのコーナーバック(CB)リク・ウーレンは、ロサンゼルス・ラムズを31対27で下して第60回スーパーボウル進出を決めるうえで力を貸してくれたすべてのチームメイトに感謝を伝えるべきだ。

守備陣が勝負どころで奮闘し、攻撃陣が素晴らしいパフォーマンスを見せていなければ、ウーレンは現地26日(月)朝に悪名高い存在として目を覚ましていたかもしれない。

シーホークスが31対20でリードしていた第3クオーター終盤、ウーレンは第3ダウン残り12ヤードの場面でラムズのワイドレシーバー(WR)プカ・ナクアへのパスを阻止し、試合の流れを左右するパントを強いたかのように見えた。しかし、ウーレンはこのプレーの後にラムズのサイドラインに向かって繰り返し挑発的な言葉を浴びせてトーンティング(侮辱行為)のペナルティを科せられ、ラムズに再びチャンスを与えることになった。直後のプレーでは、ナクアがダブルムーブでウーレンをかわし、34ヤードのタッチダウンを決めている。

『Associated Press(AP通信)』によると、ウーレンは「良いプレーをしたとしても、俺はチームにとって素晴らしい存在ではなかった。その部分を改善しないといけないし、チームと一緒に喜ぶべきだった。次のプレーで相手はタッチダウンを決めた。もし俺がチームと一緒に喜んでいれば、そんなことにはならなかっただろう」と語ったという。

反則の原因となったのは、最初に挑発的な発言をしたことではなく、審判が何度も自陣ベンチに戻るよう促したにもかかわらず、それを無視してラムズのベンチに向かって挑発を続けたことだった。

その直後、シーホークスのサイドラインにはいらだちが広がっていた。10点以上の差をつけた状態でボールを取り戻し、試合の流れを有利な方向に導く可能性があったプレーが、激しい接戦を強いるものへと変わったからだ。

ウーレンにとって幸いなことに、シーホークス守備陣は次のラムズの攻撃で守りを固め、第4ダウン残り4ヤードの場面でクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードがエンドゾーンに到達するのを阻止し、4点のリードを維持した。その後、シーホークス攻撃陣は残り時間の大半を消費し、スーパーボウル進出を確実なものにした。

ディフェンシブタックル(DT)バイロン・マーフィ二世は「俺たちは前に進み続けろ、プレーし続けろ、と声を掛け合っただけだ」と話し、こう続けている。

「何があっても俺たちはリクの味方だ。良いことでも悪いことでも、とにかく前に進み続けるしかない」

また、セーフティ(S)ジュリアン・ラブは「“あんなことは二度とするな、当然だ。でも、お前のことが大好きだ。お前はこれからもチームのために活躍してくれるだろう”と言った。それが次に向かうときの俺たちの姿勢だ」とつけ加えた。

ウーレンは新人Sニック・エマンウォリ(3回)やCBデボン・ウィザースプーン(2回)とともに、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームで複数回のパスディフェンスを記録した3人のディフェンダーのうちの1人となった。2月8日(日)にカリフォルニア州サンタクララで行われる第60回スーパーボウルでニューイングランド・ペイトリオッツと対戦するシーホークスにとって、ウーレンの存在は不可欠となるだろう。

ヘッドコーチ(HC)マイク・マクドナルドはウーレンについて「彼は感情的な判断をしただけ。私たちは彼を支えなければならない」と述べ、「責めたり怒ったりするタイミングではない。次のプレーに臨み、得点し、立ち直って切り替えないと。リクは立ち直り、残り時間も良いプレーを見せていた。つまり、文字通り“12 As One(12人で一丸となる)”だ。とにかくお互いを支え続けるんだ」と続けた。

【RA】