2025年版Toppsのトレーディングカードに選手のユニフォームパッチをあしらったカードが登場
2026年04月16日(木) 14:14
2025年9月7日、輝く白のカロライナ・パンサーズのユニフォームに身を包んだワイドレシーバー(WR)テタイロア・マクミランが、プロとして初のレギュラーシーズンの舞台に立った。ジャクソンビルでジャガーズと対戦したこの試合で、マクミランはレシーブ5回で68ヤードを記録。パンサーズ史上最多の新人レシーブヤードを塗り替えるルーキーシーズンへの第一歩を踏み出し、最終的にはオフェンス部門年間最優秀新人賞を手にすることになる。
キャリアの幕開けとなったその数時間の中で、マクミランの胸元に“PREM1ERE”の文字と“2025”の年号が入った小さなパッチが付いていたことに気づいた観客は、おそらくごくわずかだろう。しかし数カ月後、そのパッチがトレーディングカードに埋め込まれたのを目にしたとき、マクミラン自身の心にも響くものがあったようだ。
『Fanatics Collectibles(ファナティクス・コレクティブルズ)』でプロダクト部門上級副社長を務めるクレイ・ルラシは、「彼自身、それが特別なものだと分かっていた様子だった」と、今月開催された“2026 Topps Industry Conference(2026トップス・インダストリー・カンファレンス)”で、マクミランが観衆の前でそのカードにサインした際の反応を振り返る。
今週のインタビューでルラシは、多くの選手が自身のカードを手にした際、マクミランと同じような反応を見せると説明した。コレクターとして自分のカードを手に入れたいと願う選手も少なくないという。
「これまで見てきたどのケースでも、彼らは皆、カードを手に取るとしばらく見つめ、その価値を噛みしめている。そして、いつかはそのカードを自分のものにしたいという思いを抱いているはずだ」とルラシは言う。
マシュー・ゴールデンやジャクソン・ダート、キャム・スカッテブーといった同じ2025年のルーキーたちと並んでマクミランも、直筆サインと初出場時のユニフォームパッチを施した“Rookie PREM1ERE Patch Autograph(ルーキー・プレミア・パッチ・オートグラフ)”カードとして“2025 Topps Chrome Football(2025トップス・クローム・フットボール)”セットにラインナップされる選手の一人だ。現地15日(水)に発売されたこのセットは、2022年にトップスを買収したファナティクス・コレクティブルズが、NFLおよびNFL選手会(NFLPA)との契約のもとで実現させた、トップス初の公式ライセンス付きセットだ。トップスが公式ライセンスのフットボールカードを手がけるのは2016年以来となる。
PREM1EREパッチシリーズに加え、このセットには“Gold Shield(ゴールドシールド)”パッチシリーズも含まれている。これはMVPに輝いたジョシュ・アレンや、オフェンス部門最優秀選手のセイクワン・バークリーら、2024年APアワード受賞者が昨季着用したユニフォームのゴールドシールド部分とサインをあしらったものだ。PREM1EREおよびGold Shieldのサイン入りパッチカードはいずれも1-of-1(ワン・オブ・ワン)、つまり各選手につき1枚のみ製作されるカードとなっている。
2025 Topps Chrome Footballセットにはそのほかにも、日本の怪獣映画のポスターを彷彿とさせる“Kaiju(カイジュウ)”カードや、レトロなフットボールゲームを思わせるピクセル調の“Tecmo Super Bowl(テクモ・スーパーボウル)”カードなどのシリーズが用意されている。また、ファナティクス・コレクティブルズによればこれまで公式ライセンスカードにサインしたことのない、ケイレブ・ウィリアムズやドレイク・メイといった若手スターから、トム・ブレイディ、ジェリー・ライス、バリー・サンダースといった歴代の名選手まで、直筆サインカードは数百種類に及ぶ。ルラシはこのセットの狙いについて、コアなコレクターから初心者まで、「あらゆる層」に訴求することにあると説明している。
特にパッチシリーズについて、ルラシは実物のメモラビリアを埋め込んだトップスのレリックカードの価値を、さらに高めていく試みの一環だと説明している。今後については、「さらに一歩踏み込んで物語性を持たせ、ジャージの断片を特定の瞬間と結びつけていきたい」との考えを示している。
「今、トレーディングカードがこれほど大きな影響力を持っているのは、ファンが自分のヒーローとつながることができるからだ」とルラシは語る。
「特定の瞬間と結びつく。今では、ジャージの断片がいつのものなのか、その日に選手がどんな活躍をしたのかまで調べることができる。カードの持つストーリー性がさらに深まっているということだ。コレクターやファンをかつてないほどその瞬間へと近づけている。こうしたつながりを強くすればするほど、そのトレーディングカードは消費者、コレクター、そしてファンにとって、より心に響くものになっていく」
トップス製品に26年間携わってきたルラシは、現在のフットボールカードのアプローチは「10年前とはまったく別物」と語っている。人気が急拡大しているカード収集業界全体にも言えることだろう。長年この業界に身を置いてきたルラシは、このホビーが「ついにスポットライトを浴びる時を迎えた」ことを心から喜んでいる。
その熱狂は、選手たちの間でも同様だ。
「これまで他の分野で手がけてきたパッチシリーズの中には、選手自身が躍起になって探し求める対象になっているものもある」とルラシは述べている。
「みんな自分のパッチカードを欲しがっているんだ」
数年前まで、コレクターを自称する選手はごく一部だったが、今では数百人規模にまで増えているとルラシは言う。
「これこそが、コレクションの魅力を最も純粋な形で示していると思う」とルラシは語った。
「私はサンフランシスコ・49ersのファンとして育ったが、カードを集めるのがクールだと思うのに、ジョー・モンタナ自身がそれを欲しがっている必要はなかった。でも、もしジョー・モンタナやロニー・ロット、ジェリー・ライスがカードを集めていたとしたら、私にとってはさらに特別なものになっていたはずだ」
【R】



































