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コルツLBジャクソンがPED使用で4試合の出場停止

2016年12月07日(水) 11:45

インディアナポリス・コルツのディークウェル・ジャクソン【Ric Tapia via AP】

現地5日(月)、ニューヨーク・ジェッツ戦に大勝したインディアナポリス・コルツが波に乗りかけたのもつかの間、すぐさま出鼻をくじかれる事件が起こった。

リーグは6日、コルツのラインバッカー(LB)ディークウェル・ジャクソンに4試合の出場停止処分を下したことを発表。ジャクソンがリーグ規定に違反するPED(運動能力強化薬物)を使用していたことが判明したのだ。同選手は2017年1月2日(月)まで復帰が不可能となった。

ジャクソンはクリーブランド・ブラウンズに在籍していた2009年から現在まで、レギュラーシーズンで試合に欠場したことがないタフな選手としてその名が知られている。現在33歳のジャクソンは2014年にプロボウル出場も果たした。今季のコルツにとって、不安定な守備陣を支えてきた選手を失うのは相当な痛手だ。月曜日に行われたニューヨーク・ジェッツ戦では2タックルを記録し、41対10での勝利に貢献したジャクソン。今シーズンはこれまでに3パスディフェンス、2ファンブルリカバー、1サック、52タックルを計上している。

波にうまく乗ることができない今シーズン、ヘッドコーチ(HC)チャック・パガーノも今回の件には頭を痛めている。コルツは寄せ集められた選手の中からジャクソンに代わる選手を見つけ出さねばならない。現在ロースター入りしている新人のアントニオ・モリソン、ディオン・キングや2年目のエドウィン・ジャクソンがその候補となるだろう。

ニューイングランド・ペイトリオッツのスタークオーターバック(QB)トム・ブレイディが開幕から4試合の出場停止処分を受けた原因となったボールの空気圧問題は、2015年にジャクソンがインターセプトをしたプレーが発端だった。ペイトリオッツのファンの中には、今回の件にほくそ笑んでいる者も少なくないかもしれない。