故障者情報:ジャイアンツ、DEピエール・ポールが精密検査中
2016年12月07日(水) 12:24ニューヨーク・ジャイアンツが固唾(かたず)を飲んでスターパスラッシャーの検査結果を見守っている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロはディフェンシブエンド(DE)のジェイソン・ピエール・ポールが現地6日(火)、負傷した鼠径部(そけいぶ)の精密検査を受けるため、フィラデルフィアにいる外科医のウィリアム・メヤーズ氏のもとを訪れたと報じた。メヤーズ氏は体幹筋肉の専門家だ。
ガラフォロは6日午後、NFLネットワークの情報番組『Up to the Minute Live(アップ・トゥー・ザ・ミニット・ライブ)』の中で、ピエール・ポールに手術が必要となった場合、復帰までには4週間から6週間を見積もらねばならないだろうと語った。メヤーズ氏の診察を受けるピエール・ポールがプレー継続可能と判断されることを、ジャイアンツの誰もが望んでいる。
先週末に実施されたピッツバーグ・スティーラーズ戦の第2クオーターで鼠径部を負傷したピエール・ポールは試合から離脱し、復帰することはなかった。試合後のピエール・ポールは負傷箇所については軽症だと主張していたものの、今回、外科の専門医を訪れているのはあまり良い兆候ではないのは確かだ。
今シーズンのピエール・ポールはすさまじい活躍を見せてきた。それゆえ、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のワイルドカードに手が届きそうなジャイアンツは、このスター選手の負傷に気が気ではない状態だ。今年のカムバック選手賞はピエール・ポールが受賞しそうだという声も多い。シーズン終盤でピエール・ポールの離脱が相当な期間に及ぶ場合、ジャイアンツにとっては致命的な損失となるだろう。
【その他、6日までに判明している各チーム故障者情報】
1.アトランタ・ファルコンズのHCダン・クインは先週末のカンザスシティ・チーフス戦でワイドレシーバー(WR)のフリオ・ジョーンズがつま先を負傷したと発表。クインはジョーンズの負傷を長引くものではないと見ているが、経過を観察する必要があるだろう。
2.デンバー・ブロンコスのクオーターバック(QB)トレバー・シーミアンは5日、痛めていた足の固定具を外した。シーミアンは火曜日、地方ラジオ番組『KDSP-AM』の中で「順調に回復しているし、日に日に良くなっている」と語っており、今週末のテネシー・タイタンズに出場する可能性は高い。
3.カンザスシティ・チーフスのHCアンディ・リードはWRジェレミー・マクリン(鼠径部)がフルで練習に参加する予定だと語った。リードはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区の首位に立つオークランド・レイダースとのサーズデーナイトゲームにマクリンが出場する可能性は高いと“楽観的に”見ている。
4.ピッツバーグ・スティーラーズのHCマイク・トムリンはキッカー(K)クリス・ボスウェルが万全の状態であれば出場するだろうと述べた。セーフティ(S)シャマルコ・トーマスとディフェンシブタックル(DT)ジャボン・ハーグレイブはいずれも脳震とうプロトコル中。
5.デトロイト・ライオンズはディフェンシブエンド(DE)アーモンティ・ブライアント(膝)とコーナーバック(CB)クアンドレ・ディッグス(胸部)を故障者リストに登録したと発表。チームは同時に、ランニングバック(RB)のジョイケ・ベルと再契約を交わした。
6.『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェーン・スレイターは、ダラス・カウボーイズのDEランディ・グレゴリーが水曜日の練習から復帰を予定している一方、第16週までは試合出場が認められていないと報じた。グレゴリーは現在、リーグ規定の禁止薬物使用による出場停止処分に対して控訴中である。
7.タンパベイ・バッカニアーズのWRセシル・ショーツは先週末の日曜日に膝の手術を行い、故障者リストに登録された。チームは元フィラデルフィア・イーグルス所属のWRジョシュ・ハフを練習生からアクティブロースターに登録している。
8.シアトル・シーホークスはSアール・トーマスを故障者リストに登録。トーマスは先週末のカロライナ・パンサーズ戦で脛骨(けいこつ)を骨折していた。