ニュース

元ペイトリオッツWRディッグス、専属シェフへの暴行容疑で無罪評決

2026年05月06日(水) 12:16

ステフォン・ディッグス【AP Photo/Charles Krupa】

ニューイングランド・ペイトリオッツに所属していたワイドレシーバー(WR)ステフォン・ディッグスは報酬をめぐるトラブルの中で専属シェフを暴行した容疑をかけられていたが、現地5日(火)に無罪評決を受けた。

4度のプロボウル選出経歴を持つディッグスは今年2月、このトラブルに端を発する重罪の首絞め行為および軽罪の暴行・傷害容疑に対し、無罪を主張した。

この事件は12月2日、デッダムにあるディッグスの自宅で起きた出来事を中心に展開したもので、住み込みで働いていた専属シェフのジャミラ・アダムス(通称ミラ)が、口論の最中にディッグスから平手打ちされ、首を絞められたと証言している。

ディッグスの弁護士は、暴行の疑いは事実無根だと述べ、アダムスの証言の信憑性に疑問を呈するとともに、このトラブルが金銭問題によるものなのか、マイアミへの移動計画をめぐる意見の相違を含む人間関係の摩擦によるものなのか、あるいは暴行の有無自体が争点なのかと疑問を投げかけた。

弁護側が、アダムスが金銭を要求していた点や、事件後の数日間でケガをしている様子は見られなかったとする友人や従業員の証言を提示した一方で、検察側は、本件は家の中で起きた出来事に関するアダムスの証言に基づいていると主張した。

弁護士のアンドリュー・ケトルウェルは最終弁論で、検察側は暴行があったことを示す“信頼に足る証拠を一片たりとも”提示していないと陪審員に訴えた。

一方、地方検事補のドリュー・バーチューは陪審員に対し、アダムスの証言を慎重に評価するよう促したうえで、“完璧な証人ではない”という理由でその証言を軽視しないように求めた。

3月にペイトリオッツから放出されたディッグスの弁護士は、本人が“これらの疑惑を断固として否定している”とし、それらは根拠がなく、金銭的な争いに起因する問題だと説明。

ディッグスは昨年、ペイトリオッツと3年6,900万ドル(約108億8,879万円)の契約を結び、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区制覇を果たしたシーズンにクオーターバック(QB)ドレイク・メイの主力ターゲットとして活躍した。2015年ドラフトでミネソタ・バイキングスから指名されたディッグスは、バッファロー・ビルズで数シーズンプレーした後、2024年にヒューストン・テキサンズに所属し、昨年にペイトリオッツに移籍した。

ディッグスは昨季にキャリアで7度目の1,000ヤード超えを達成。これは、テキサンズで過ごした2024年にシーズン終了につながる膝のケガに見舞われたことで頓挫していたキャリアを見事に再生させる一助となった。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


【RA】