ニュース

守備陣を「強化」する動きに期待を寄せるベンガルズQBバロウ

2026年05月06日(水) 11:47

シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【Photo by Andy Kropa/Invision/AP】

まだ知られていないかもしれないが、2026年はシンシナティ・ベンガルズにとって重要な年になりそうだ。

2025年も、2024年も同様に重要な年だったと言える。しかし、再びプレーオフ進出を逃し、フランチャイズクオーターバック(QB)ジョー・バロウからのプレッシャーもあったことで、ベンガルズは2026年のロースター編成で積極的なアプローチをとり、守備陣に4人の新たな先発候補(ディフェンシブタックル/DTデクスター・ローレンス、ディフェンシブエンド/DEジョナサン・アレン、ラインバッカー/LBボイエ・マフェ、セーフティ/Sブライアン・クック)を加えることになった。これは、過去のオフシーズンでの対応の甘さを改めるための取り組みであり、少なくとも構想上は期待通りの結果が出ている。

今週、バロウは『バニティ・フェア(Vanity Fair)』誌に「今オフシーズンに行った補強には本当にワクワクしている」と語った。

「俺たちはもっと成長しないといけない。だからこそ、組織の全員が主体性を持って動き、今まさにエキサイティングな段階にあることを認識しているのを見て胸が躍った。俺たちは全盛期にあり、素晴らしいフットボールをしている。デクスターやブライアン・クックのような選手を獲得し・・・つまり、守備陣を強化することで、若手選手も成長できる状態になった。俺たちは、自分たちが達成したいことを成し遂げるつもりだ」

ベンガルズがこの3年間、毎年のように失望を味わってきた原因は守備面の脆弱さにあり、その現実はバロウが自身の将来に対する疑問を公の場で口に出すほど不満を引き起こすものだった。ベンガルズのフロントオフィスはそうした事態を受けて行動を促されたと見られており、ジェネラルマネジャー(GM)デューク・トビンは実際にニューヨーク・ジャイアンツとのトレードでローレンスを獲得。このトレードでは、実績のある選手と引き換えに、ドラフト全体10位指名権をジャイアンツに送ることになった。

トビンGMによる最も注目すべき動きは、第60回スーパーボウル制覇を果たしたシアトル・シーホークスからマフェを引き抜き、強靭な体格を持つアレンを獲得して補強が急務となっていた守備陣の内側を強化した点にあった。クックは心の声に従って故郷へ戻り、スーパーボウル出場常連チームのカンザスシティ・チーフスからベンガルズへ移籍し、チームの潜在能力を引き出す手助けをすることを目標にしている。また、トビンGMはドラフトで、従来重視してきた身体能力の数値を度外視し、爆発力はあるものの腕が短いDEカシアス・ハウエルを指名した。これにより、ベンガルズはマイルス・マーフィーやシェマー・スチュワート、マフェとローテーションで起用できるパスラッシャーを手に入れている。

一方、オフェンスには大きな変更が加えられておらず、主にドラフトで数人の選手が獲得された程度にとどまっている。しかし、数字が示す通り、バロウが健康な状態でチームを爆発的なパフォーマンスへと導いていた時期に、オフェンスが問題になったことは一度もなかった。

守備陣もようやく同じレベルに追いつく準備が整いつつあるようだ。少なくとも、2026年のベンガルズにとって、選手たちが健康を維持できれば、これまでと同じ言い訳は通用しなくなるだろう。

目標達成の好機が迫りつつあることを認識し、そのチャンスを逃すわけにはいかないと考えているバロウは次のように語った。

「今は楽しい。でもすぐに、フィールドに出て仕事を遂行するのが俺たちの仕事になる」

【RA】