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ブロンコスとペイトンGMが新たな5年契約に合意

2026年05月09日(土) 09:19

デンバー・ブロンコスのジョージ・ペイトン【Gabriel Christus/Denver Broncos via AP】

ジェネラルマネジャー(GM)ジョージ・ペイトンによるデンバー・ブロンコスのロースター再編の取り組みが実を結び、チームは9年ぶりのプレーオフ進出を果たすと同時に、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)の上位争いにも返り咲いた。

そして今、ペイトンGM自身にもその対価が支払われている。現地8日(金)、ブロンコスがペイトンGMと2030年シーズン末まで続く5年の契約延長に合意したと発表した。

ブロンコスはペイトンGM体制下で44勝41敗を記録しており、直近2シーズンではいずれもプレーオフに進出している。

2021年に就任したペイトンGMにとって、成功までの道のりは異例のものだった。ペイトンGMがチームに加わってからの5年間では、オーナーの交代が行われたほか、フルタイムのヘッドコーチ(HC)が3人も入れ替わっている。そうした中でもペイトンGMはその地位にとどまり、ブロンコスもその恩恵を受けてきた。

ウォルトン・ペナー・ファミリー・オーナーシップ・グループは、2022年8月にチームを買収した際も、2023年にショーン・ペイトンをヘッドコーチとして迎え入れた際も、ペイトンGMを留任させた。

ペイトンGM、ペイトンHC、ウォルトン・ペナーは短期間で勝てる体制を築き上げたと言え、昨季には2015年シーズン以来となるAFCチャンピオンシップゲーム進出を果たしている。

2026年NFLスカウティングコンバインの場で、ペイトンHCはペイトンGMの新契約締結を強く求めていた。

2月24日、ペイトンHCは「遅すぎるくらいだ。手続きそのものには敬意を払っているが、彼と私は非常に良い関係を築いている。彼がいなければ、私の仕事はこれほど楽しくも刺激的でもなかっただろう。これは早急に対処されるべきことだ」とコメント。

ペイトンGMが最初に行った大規模な動きは歴史的な失敗に終わった。ペイトンGMは2022年、ビック・ファンジオの解任を経てナサニエル・ハケットをヘッドコーチに採用。その後、シアトル・シーホークスとのトレードでラッセル・ウィルソンを獲得し、ウィルソンと5年2億4,500万ドル(約383億8,292万円)の大型契約を結んだ。

しかし、ハケットは就任1年目のシーズン途中で解任され、ウィルソンも2年目にペイトンHCによってベンチに下げられた。とはいえ、そのペイトンHCは、ペイトンGM率いるブロンコスがニューオーリンズ・セインツとのトレードを成立させて獲得した人物だ。

また、チームは2年間で8,500万ドル(約133億1,652万円)という当時のNFL記録となるデッドマネー(その後、QBトゥア・タゴヴァイロア放出時のマイアミ・ドルフィンズに更新された)を乗り越えることにも成功。ブロンコスは莫大な財政的打撃を乗り越え、急成長中のクオーターバック(QB)ボー・ニックスとともに台頭しつつある。

ペイトンGMとブロンコスはデンバーで厳しい冬の時代を耐え抜き、AFCの優勝候補へと変貌を遂げてきた。そして今、ペイトンGM自身もその功績が評価されている。

【RA】