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【2016年シーズン】第14週サンデーフットボールの見どころ

2016年12月10日(土) 08:43


ダラス・カウボーイズとニューヨーク・ジャイアンツ【AP Photo/Michael Ainsworth】

レギュラーシーズンが第14週を含めても残すところあと4週となり、ポストシーズンに向けたバトルも激しさを増している。現時点で19チームがプレーオフ進出、または出場圏内につけている状況だ。

現地11日(日)に開催されるサンデーフットボールはプレーオフ出場権をかけた見ごたえ抜群の試合が多く組まれている。

第13週に一番乗りでプレーオフ進出を決めたダラス・カウボーイズがニューヨーク・ジャイアンツと対戦するサンデーナイトフットボールは、カウボーイズが勝利すればNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区の優勝が決定する。

今季のカウボーイズは通算11勝1敗を誇ってはいるが、現在11連勝中で破竹の勢いのカウボーイズに唯一、土をつけたのがジャイアンツだ。開幕週に同地区のライバルに敗れたカウボーイズとしてはここでリベンジを図り、地区優勝に華を添えたいところ。ダラス攻撃陣の要となる新人ランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットは、ここまで1,285ヤード(RBとしてはリーグ最多)を走っていると同時に、12タッチダウン(RBランキング2位)を記録しており、さらなる好パフォーマンスに期待がかかる。

対するジャイアンツも直近7戦中6戦に勝利しており、NFCワイルドカードとしてプレーオフ出場が可能な位置につけているため、カウボーイズの連勝を止めて勝ち星を増やしたい。

また、テネシー・タイタンズとぶつかるデンバー・ブロンコスは現在AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)ワイルドカード枠に入っている。アウトサイドラインバッカー(OLB)ボン・ミラーはリーグ最多の12.5サックを記録しながら守備陣を牽引してきた。バイウイークを経て試合に臨むタイタンズはエースQBマーカス・マリオタが11月のAFCオフェンシブ部門の月間最優秀選手に選ばれるなど勢いをつけている。RBデマルコ・マレー、RBデリック・ヘンリーと共に繰り出すアップテンポな攻撃でブロンコス守備陣に挑む。

タイタンズと並んでAFC南地区首位タイにつけているヒューストン・テキサンズとインディアナポリス・コルツの一戦もまた必見だ。テキサンズは同地区チームとの試合に8連勝しており、第6週にコルツと対戦した際はRBラマー・ミラーが149ヤードを走る活躍を見せ、延長戦の末に26対23で勝利した。一方、コルツは第13週のマンデーナイトフットボールとして行われたニューヨーク・ジェッツ戦ではQBアンドリュー・ラックが4タッチダウンパスを投げて好調をアピール。テキサンズを攻略して地区優勝に一歩近づきたいところだ。

敵地に乗り込み、グリーンベイ・パッカーズと対戦するシアトル・シーホークスが勝利し、かつアリゾナ・カーディナルズが敗戦すれば、シーホークスのプレーオフ出場が決定する。第13週にはRBトーマス・ロールズが106ヤード、2タッチダウンランを走り、カロライナ・パンサーズを撃破したシーホークスだが、この試合でフリーセーフティ(FS)アール・トーマスを今季絶望のケガで失った。パッカーズのQBアーロン・ロジャースがどこまでホークスのセカンダリーを攻撃できるかが試合の鍵となるだろう。

ニューオーリンズ・セインツはシーズン残り4試合のうち3試合が同地区チームとの対戦となっており、そのうち2試合でタンパベイ・バッカニアーズと対決する。アトランタ・ファルコンズと並んでNFC南地区首位タイにつけているバッカニアーズは、第13週に28対21でサンディエゴ・チャージャーズを下して4連勝中と絶好調だ。