ニュース

【2016年第14週】ベンガルズが2連勝で今季5勝目、ブラウンズは13連敗

2016年12月12日(月) 06:09

シンシナティ・ベンガルズのタイラー・アイファート【AP Photo/David Richard】

現地11日(日)、クリーブランド・ブラウンズの本拠地ファーストエナジー・スタジアムで行われたシンシナティ・ベンガルズとの一戦は前半に3タッチダウンを決めて点差を広げたベンガルズがリードを守り切り、23対10で白星を飾った。ベンガルズの成績は5勝7敗1分、いまだ勝ち星なしのブラウンズは13連敗を喫している。

ベンガルズは最初のドライブでワイドレシーバー(WR)タイラー・ボイドが39ヤードを快走して一気に敵陣に攻め入り、クオーターバック(QB)アンディ・ダルトンから14ヤードパスを受け取ったタイトエンド(TE)タイラー・アイファートがタッチダウンを決めて先制した。自陣から抜け出せなかったブラウンズを尻目に、ベンガルズはダルトンがサックされてファンブルを喫した場面もあったが、タックル(T)エリック・ウィンストンがリカバーして窮地を脱すると、ランニングバック(RB)ジェレミー・ヒルが1ヤードを押し込んで追加のタッチダウン。しかし、エキストラポイントをブロックされてしまう。

第2クオーター中盤までパントの応酬となるが、ブラウンズのQBロバート・グリフィン三世がWRテレル・プライアーに向かって投げたパスを相手フリーセーフティ(FS)ジョージ・イロカがインターセプトし、これで得た攻撃権をベンガルズがタッチダウンで締めくくってブラウンズを突き放した。ブラウンズのオフェンスを徹底的に防ぐベンガルズ守備陣の活躍を受けて攻撃陣は前半最後にフィールドゴールを狙うも失敗。それでもブラウンズを無得点に抑え、20点のリードを持って後半に挑んだ。

第3クオーターに入って徐々に調子を上げてきたブラウンズ攻撃陣はWRアイザイア・バースが中央からサイドに向かって42ヤードを疾走。その後はQBグリフィン三世の細かいパスとRBアイザイア・クロウェルのランでゴールライン手前1ヤードまで前進し、最後はグリフィン三世が自ら押し込んでタッチダウンを決めている。

ブラウンズがグリフィン三世のパスとクロウェルのランで敵陣のレッドゾーンに前進して始まった第4クオーターは早々にフィールドゴールを返したブラウンズが3点を追加。10点差に迫られたベンガルズもすぐにフィールドゴール獲得で再びリードを拡大している。試合時間残り1分を切って攻撃に打って出たブラウンズは最後に一矢報いようとQBグリフィン三世を中心にボールをつなぐが、自陣を出る前にタイムオーバー。23対10で試合は決した。

ベンガルズQBダルトンはパス28回中20回を成功させて180ヤード、2タッチダウンを記録している。ランではRBヒルが111ヤードを稼ぎ、1タッチダウンを挙げた。ブラウンズを相手に今季5勝目をマークしたベンガルズの第15週はホームにピッツバーグ・スティーラーズを迎える。

ブラウンズQBグリフィン三世は28回中12回のパス成功、104ヤード、タッチダウンなし、1インターセプトにとどまっている。これで13連敗を喫したブラウンズは次週、敵地でバッファロー・ビルズと対戦する予定だ。