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【2016年第14週】RBベルが3TDランの大活躍でスティーラーズ勝利

2016年12月12日(月) 06:59


ピッツバーグ・スティーラーズのリビオン・ベル【AP Photo/Bill Wippert】

現地11日(日)、雪が舞い散るバッファロー・ビルズの本拠地ニューエラ・フィールドでピッツバーグ・スティーラーズを迎えて行われた第14週、スティーラーズのランニングバック(RB)リビオン・ベルがチームの最高記録に並ぶ3タッチダウンランを決める大活躍でチームに今季8勝目をもたらした。27対20でビルズを下したスティーラーズは成績を8勝5敗と伸ばし、負けたビルズは6勝7敗と勝率5割を切ってしまった。

スティーラーズのクオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーがベルに放った10ヤード、32ヤード、16ヤードのパスを含め、順調に敵陣へと攻め入るが、レッドゾーンに入ったところでロスリスバーガーがタイトエンド(TE)ラダリアス・グリーンに投げたパスを相手アウトサイドラインバッカー(OLB)ロレンツォ・アレキサンダーにインターセプトされてしまった。それでも、次の攻撃はロスリスバーガーが着実にパスをつなぎ、最後はベルが3ヤードを押し込んで先制のタッチダウン。

ビルズ攻撃陣は思うようにボールをつなげず、逆に勢いをつけるスティーラーズのオフェンス陣は前半だけで162ヤードを投げたロスリスバーガーがテンポ良くパスを通していく。RBベルが7ヤードランでタッチダウンを決めたスティーラーズはさらなる追加点を狙うが、WRアントニオ・ブラウンに投げられたロスリスバーガーのパスをビルズのコーナーバック(CB)スティーブン・ギルモアがインターセプトし、この好機をタッチダウンにつなげたビルズが7点を獲得した。

スティーラーズの7点リードで迎えた第3クオーターはフィールドに積もった雪の清掃でスタートが遅延。ビルズの後半最初の攻撃はWRサミー・ワトキンスが相手ディフェンスに囲まれながらもQBタイロッド・テイラーのパスをしっかりとキャッチするなど好パフォーマンスも発揮されたが、得点には結び付けられなかった。対するスティーラーズはRBベルの快走が光る。24ヤードランなど、このドライブで合計72ヤードを稼いだベルが5ヤードのタッチダウンランをヒットさせ、スコアは21対7に。

第4クオーターでロスリスバーガーが再びインターセプトを食らい、ビルズに攻撃権が移るが、ビルズQBテイラーがWRマーキス・グッドウィンに投げたパスをスティーラーズのCBアーティ・バーンズがインターセプトしてボールを奪い返した。スティーラーズはこれをフィールドゴールで締めくくっている。反撃の糸口をつかみたいビルズはテイラーが投げたパスをTEチャールズ・クレイがサイドライン際でキャッチし、相手ディフェンスを交わしながらゴールラインを超えてタッチダウン。エキストラポイントは失敗に終わった。スティーラーズがフィールドゴールで追加点を得た後、試合時間残り2分を切って敵陣レッドゾーンに進入したビルズはRBルショーン・マッコイが3ヤードのタッチダウンランをヒットさせ、エキストラポイントもモノにして7点差に迫る。しかしながら、スティーラーズがボールを持ったまま試合終了を迎え、27対20で軍配はスティーラーズに上がっている。

スティーラーズQBロスリスバーガーは31回中17回のパス成功、220ヤードをマークしたが、インターセプトを3回喫した。236ヤードを走る大活躍だったRBベルはスティーラーズの最多タイとなる1試合3タッチダウンランを決めている。

ビルズQBテイラーはパス25回中15回成功、228ヤード、2タッチダウン、1インターセプトだった。