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カーディナルスGMカイム、「今の先発が来年の先発とは限らない」

2016年12月13日(火) 09:26

アリゾナ・カーディナルスのカーソン・パーマー【AP Photo/Ross D. Franklin】

今シーズンも残すところあと3試合となり、いくつかのNFL球団はすでに来季に向けて動き始めている。

現地11日(日)、アリゾナ・カーディナルスはマイアミ・ドルフィンズと対戦して26対23と惜敗。これで戦績は5勝7敗1分になり、プレーオフ進出の夢ははかなくも消えた。NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区であと3試合を残し、カーディナルスのジェネラルマネジャー(GM)スティーブ・カイムは12日、地方ラジオ番組『Arizona Sports Radio 98.7(アリゾナ・スポーツ・ラジオ98.7)』の中で、今後の試合でどの選手が最後まで戦い抜くのか要チェックだと語っていた。

チームの公式サイトを通し、カイムはオフシーズンでのアプローチについて「(今後の自分のプランについて)なかなか良い感じがしている」と語り、続けて「攻撃と守備の核となる選手は出そろっている気がする。これからの残り3試合が非常に重要になってくるのだ。誰が一番このチームにふさわしい選手か、誰が試合で一番情熱的か、誰が一番勝負強いのか? 勝負する気もなく、試合に熱くならないような選手が2017年のロースターにいる必要はない」と明かした。

カーディナルスはスーパーボウル出場の期待も高かったチーム。ここ4戦中3試合で黒星を喫し、その期待も吹き飛んでしまった。

カイムは「よくあるフラストレーションだ。全体として、何が一番大きな課題であるかを突き止めるのには苦労する。詳しく調べる必要がある。われわれが期待を寄せていた、ビッグプレーのできる選手たちがこれまで全く安定していなかったこと。これもまた、私にとっては危険信号に思える」と発言。

カーディナルスは今オフシーズン、貧弱なオフェンシブラインと問題が山積みのスペシャルチームにメスを入れる必要がありそうだ。

来季もブルース・エリアンスがヘッドコーチ(HC)を務め、クオーターバック(QB)カーソン・パーマーとワイドレシーバー(WR)ラリー・フィッツジェラルドが復帰することは“分かっている”とカイムは言う。

「トレーニングキャンプで彼らと話した内容から判断すると、来シーズンに彼らがもうプレーしてなかったとしたらかなり驚くだろう」とカイムはコメントしており、パーマー、あるいは殿堂入りが有力視されるフィッツジェラルドが引退を選ぶとなれば、オフシーズンの改革はさらに徹底的なものになるかもしれない。