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スティーラーズ、チームメイトがRBベルを大絶賛

2016年12月13日(火) 10:43

ピッツバーグ・スティーラーズのリビオン・ベル【AP Photo/Bill Wippert】

現地11日(日)、ピッツバーグ・スティーラーズのランニングバック(RB)リビオン・ベルが見せた圧巻のプレーに誰もが酔いしれた。

バッファロー・ビルズのホームで行われた試合で、ベルがチーム記録となる38キャリー、236ランヤードというすさまじい記録を打ち出したのだ。

『ESPN』のジェレミー・フォウラーによると、クオーターバック(QB)のベン・ロスリスバーガーも「すばらしい。すばらしい。信じられない」と、ベルの活躍に舌を巻いていたようだ。

レシーブでも62ヤードを走り、1試合で合計298ヤードを駆け抜けたベル。ビルズの全員が1試合でマークしたヤード数より23ヤードも多く、ベル1人が稼いだ。たった1人のプレーヤーが相手チーム全体の記録を越してしまうなど、言わずもがな、今シーズン初めての記録である。

“天国”とは、ディフェンシブエンド(DE)ステフォン・トゥイットがベルの圧倒的プレーを表現した一言である。トゥイットは「俺は食べることが好きなんだ。だから、今日のベルのプレーはまるで好きなものが全部置いてあるビュッフェみたいなものだった」と独特な言い回しでベルを称賛した。

ベルのキャリアでも5度目となった200超えのスクリメージヤード。ベル自身もスティーラーズの全タッチダウン(3)を決めた超絶的な内容に驚きを隠せなかった。

ベルは「今日の第4クオーターに31キャリーもしていることを知った。“おいおい、俺が31キャリーもか?”という感じだった。チームの皆のおかげだ」と語っている。

ビルズ戦は計42タッチで終えたベル。美しいパフォーマンスの中で、唯一警戒すべき点がそこだ。

第11週のクリーブランド・ブラウンズ戦以来、ベルは1試合平均で35タッチと驚異的な数字を残している。ベルは間違いなく4連勝中のピッツバーグに欠かせない存在であるが、懸念すべきは一番肝心な時に疲弊しきってしまわないかどうかだ。

しかし、ベルのコメントからは、どうやらそのようには思っていないことが伝わる。

「理想の動きができて、しっかりと機能している。他のRBが自分のようにできるとは思わない。試合にとどまっていることを誇りに思う」