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故障者情報:イーグルスRBスプロールズが脳震とうプロトコル入り

2016年12月13日(火) 11:21

フィラデルフィア・イーグルスのダレン・スプロールズ【AP Photo/Matt Rourke】

フィラデルフィア・イーグルスは現地11日(日)に行われたワシントン・レッドスキンズ戦で、試合中のアクシデントによってランニングバック(RB)を失った。イーグルスにとってはかなりの打撃となったに違いない。

何でも屋として知られるRBダレン・スプロールズが同試合で脳震とうを発症して離脱。ヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソンによれば、現在スプロールズは脳震とうプロトコル中だという。同じくRBウェンデル・スモールウッドも右膝を負傷し、一定期間の離脱を余儀なくされる。

スプロールズとスモールウッドが試合から離脱し、第4クオーターには万全な状態のRBがライアン・マシューズ1人しかいないという状況になったイーグルス。今後は健康体でありながらもこの試合に出場しなかったケンジョン・バーナーにチャンスが巡って来るだろう。

ペダーソンはまた、チームがロングスナッパー(LS)ジョン・ドレンボスを故障者リストに登録したこと、ならびに手首を負傷したドレンボスが試合後に手術を受けたことを明かした。ガード(G)アレン・バーブリーはハムストリングを痛めたものの、今週の練習には参加可能なようだ。

【その他、12日までに判明している各チーム故障者情報】

1.グリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースはシアトル・シーホークスに大勝した試合でふくらはぎを負傷したものの、大ケガには至らなかったようだ。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、初診の判断では2年前に負ったケガほど悪い状態ではないとのこと。

2.マイアミ・ドルフィンズのQBライアン・タネヒルは白星を飾ったカーディナルス戦で膝内側側副靭帯(ひざないそくそくふくじんたい)と膝十字靭帯を捻挫したが、手術は行わない予定。当初、タネヒルは膝十字靭帯を損傷した恐れがあったものの、HCアダム・ゲイズは予後の経過が“想定よりも良かった”と語った。今季中に試合復帰可能かは未定だが、ドルフィンズにとっては当初の見通しよりも良いニュースとなったのは間違いない。

3.サンディエゴ・チャージャースのHCマイク・マッコイはランニングバック(RB)メルビン・ゴードンが臀部(でんぶ)と膝を負傷し、毎日の経過観察が必要であると語った。チームはゴードンのこの負傷がどれほど深刻であるか、まだ情報の収集段階にある。マッコイは加えて、ディフェンシブエンド(DE)のジョーイ・ボサが首を痛めていることも明かした。

4.デトロイト・ライオンズのHCジム・コールドウェルは12日、QBマシュー・スタッフォードが利き手中指を脱臼したままプレーを続けると語った。コールドウェルはスタッフォードの負傷に関する記者からの質問に答えたがらず、多くの情報を明かすことはなかった。

5.シンシナティ・ベンガルズのHCマービン・ルイスはワイドレシーバー(WR)A.J.グリーンが水曜日の練習に参加予定であることを明かした。グリーンは第11週のバッファロー・ビルズ戦でハムストリングを負傷して以来、試合に出場していない。 

6.アリゾナ・カーディナルスのHCブルース・エリアンスはコーナーバック(CB)タイボン・ブランチが日曜日のドルフィンズ戦で鼠径部(そけいぶ)を負傷し、故障者リストに登録されることを明かした。スポーツヘルニアの手術を受けたブランチは先週、故障者リストから外れたばかりであった。足首上部を痛めているラインバッカー(LB)ディオン・ブキャノン、肩を脱臼したオフェンシブタックル(OT)ウルリック・ジョンもまた、故障者リストに登録される可能性がある。

7.インディアナポリス・コルツはセーフティ(S)クレイトン・ギャザーズ(首)とGジャック・ミューホート(膝)を故障者リストに登録。

8.サンフランシスコ・49ersのタイトエンド(TE)バンス・マクドナルド(肩)は故障者リストに登録された。

9.ロサンゼルス・ラムズのWRブライアン・クイック(肩)が月曜日の練習に参加しなかった一方、ディフェンシブエンド(DE)のロバート・クイン(脳震とう)はフル参加だった。