【2016年シーズン】第15週サーズデーナイトフットボールの見どころ
2016年12月15日(木) 18:052016年レギュラーシーズンは第15週を含め、残り3週で幕を閉じようとしている。
今週のサーズデーナイトフットボールは浮き沈みを繰り返しているシアトル・シーホークスと、先ごろヘッドコーチ(HC)のジェフ・フィッシャーを解雇したばかりのロサンゼルス・ラムズが対決する。
ラムズはシーズンを3勝1敗でスタートさせたものの、4連敗を2度繰り返して通算4勝9敗。第14週に行われたアトランタ・ファルコンズ戦では42対14で完敗した。エースランニングバック(RB)トッド・ガーリーはファルコンズ戦でのパフォーマンスを「中学生みたいなオフェンスだ」と表現し、チームの攻撃力の無さを批判している。ラムズは今季ここまでリーグ最少得点にとどまっており、HCフィッシャーの解雇はラムズの不調を物語る出来事となった。
一方、第14週はグリーンベイ・パッカーズに38対10で敗れ、アウェーでの試合を決して得意としないシーホークスだが、対照的にホームでは今季負けなし。パッカーズ戦ではキャリア最多の5インターセプトを奪われているクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンは、この試合で良い結果を残して自信を取り戻したいところだ。先週のパッカーズ戦では相手の守備陣に3度サックを決めさせているウィルソンが思う存分プレーするためにも、オフェンスラインの堅いプロテクションが必須となる。セーフティ(S)アール・トーマスを欠くシーホークス守備陣が、どこまでラムズのパス攻撃を封じ込めるかも、この試合の見どころの一つとなる。
第2週に両チームが対決した際はラムズが9対3で勝利していることもあり、シーホークスにとっては意地でも負けたくない試合になるはずだ。NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区トップに君臨するシーホークスは、この同地区対決に勝利し、プレーオフに向けて勢いに乗りたい。