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【2016年第15週】ジャイアンツがホーム最終戦で勝利、WCに望みつなぐ

2016年12月19日(月) 09:02

ニューヨーク・ジャイアンツのラシャード・ジェニングス【AP Photo/Bill Kostroun】

現地18日(日)、ニューヨーク・ジャイアンツの本拠地メットライフ・スタジアムにデトロイト・ライオンズを迎えて行われた試合は、ワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムが今シーズン10本目となるタッチダウンレシーブの活躍を見せたジャイアンツが17対6で勝利した。

前半、ジャイアンツは最初のドライブでクオーターバック(QB)イーライ・マニングからWRビクター・クルーズへのパスなどでゴール前まで迫り、最後はマニングがエンドゾーン右端にふわりと浮かせたパスをWRスターリング・シェパードがレシーブして先制タッチダウン。ライオンズのQBマシュー・スタッフォードは先週の試合で利き手の指を負傷したが、その影響を感じさせないパスさばきでオフェンスをリードし、キッカー(K)マット・プレイターの48ヤードフィールドゴールをお膳立てした。ライオンズはさらにQBスタッフォードがWRゴールデン・テイトへのロングパスでゴール前に迫るも、フルバック(FB)ザック・ゼンナーが痛恨のファンブルロストにより逆転のチャンスをふいにしてしまう。ジャイアンツはKロビー・ゴールドのフィールドゴールで加点し、10対3で後半に突入した。

ライオンズは後半最初の攻撃シリーズでQBスタッフォードのパスをWRマービン・ジョーンズが相手コーナーバック(CB)との競り合いを制してキャッチし、大きく前進した。しかし、ゴール前、第3ダウンの攻撃でQBスタッフォードがジャイアンツのディフェンスエンド(DE)オリビーア・バーノンのサックを受け、またもやタッチダウンのチャンスを逃してフィールドゴールでの得点にとどまった。ジャイアンツは第4クオーターに入り、QBマニングとWRベッカムのホットラインが機能して敵陣に攻め込む。WRシェパードのランアフターキャッチなどでゴール前に進むと、最後はWRベッカムがワンハンドキャッチによるタッチダウンレシーブで追加点をあげた。結局、これが決勝点となり、17対6で試合を終えている。

ジャイアンツQBイーライ・マニングはパス28回中20回成功、201ヤード、2タッチダウン、インターセプトなしの活躍。WRオデル・ベッカムはレシーブ6回、64ヤード、1タッチダウンだった。WRスターリング・シェパードもレシーブ4回、56ヤード、1タッチダウンと好パフォーマンスを見せている。

ライオンズQBマシュー・スタッフォードはパス39回中24回成功、273ヤード、タッチダウンなし、1インターセプト。WRゴールデン・テイトは8レシーブ、122ヤードを記録している。しかし、オフェンス陣は決定力不足でタッチダウンを奪えていない。9勝5敗となったライオンズの背後には、同日に勝利したパッカーズが8勝6敗で迫ってきている。

次週、ジャイアンツはアウェーで同じNFC東地区のフィラデルフィア・イーグルスと対戦し、ライオンズも敵地でダラス・カウボーイズとの一戦に臨む。