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カウボーイズRBエリオット、レッドケトルへの飛び込みはお咎めなし

2016年12月20日(火) 05:57

ダラス・カウボーイズのエゼキエル・エリオット【AP Photo/Roger Steinman】

ジェリー・ジョーンズは『Salvation Army(救世軍)』のレッドケトル(募金箱/日本では通称、社会鍋)に“飛び込んだ”エゼキエル・エリオットに対する罰金を望んでいた。

ダラス・カウボーイズのランニングバック(RB)を務めるエリオットは現地18日(日)に行われたタンパベイ・バッカニアーズ戦でタッチダウンを決めた際、喜び勇んでレッドケトルにジャンプイン。この行為でエリオットはフラッグを受けている。チームオーナーのジョーンズは救世軍に注目が集まるのであればペナルティを歓迎するつもりだったのだ。

ジョーンズは試合後、『ESPN』に対して「救世軍は彼に一番良い賞を与えるべきだと思う。私の夢はNFLから多額の罰金を科されること。そして、それを最高裁に持ち込むのだ。そうすれば救世軍が誰よりも多くの注目を集められる。いいじゃないか」とコメントしている。

期待していたジョーンズにとっては残念な一報となったが、この件に対するペナルティは発令されなかった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは19日、NFLがレッドケトルに飛び込んだエリオットに罰金を科すことはないと報道。リーグも後に新人RBエリオットを責めない意向を明かした。

ジョーンズがエリオットの行為に拍手を送る一方で、ヘッドコーチ(HC)ジェイソン・ギャレットは試合後にしらけさせるコメントを残している。

「あんなことはすべきではない。作り物かと思ったが、あれはやるべきではなかった。リーグがああいった行為を取り締まっているのは分かっているのだから」

「何が合法で何が違法かは理解しなければならない。グリーンベイのスタンドに飛び込むのは構わないが、ダラスで救世軍のバケツに潜り込むのはダメだ。スノーエンジェルには要注意。変わった行為は何もかもそう。もっと注意してやらなければならない。しっかりとコーチングしなければ」

エリオット本人は自身の『Twitter(ツイッター)』アカウントを通じて「罰金は受けないけど、救世軍への募金はするつもり」と投稿している。