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【2016年第15週】プレーオフ出場を狙うレッドスキンズをパンサーズが撃破

2016年12月20日(火) 14:57


カロライナ・パンサーズのキャム・ニュートン【AP Photo/Mark Tenally】

現地19日(月)、第15週のマンデーナイトフットボールとなるカロライナ・パンサーズ対ワシントン・レッドスキンズ戦が行われた。試合は第14週にサンディエゴ・チャージャーズに勝利して勢いに乗るパンサーズが、26対15でレッドスキンズに粘り勝ちし、今季6勝目を挙げた。一方、プレーオフ出場を狙うレッドスキンズは終盤戦で非常に痛い1敗を喫している。

試合はオープニングドライブからクオーターバック(QB)キャム・ニュートンがタイトエンド(TE)グレッグ・オルセンに31ヤードパスを通すなどテンポ良く敵陣まで進入し、最後はフィールドゴールを決めてパンサーズが先制を果たした。レッドスキンズもQBカーク・カズンズからワイドレシーバー(WR)デショーン・ジャクソンへの23ヤードパスでパンサーズ陣地へと攻め込むと、フィールドゴールを返してスコアを同点にする。同クオーター中盤には、ニュートンからWRケルビン・ベンジャミンへの10ヤードパスでリズムをつかんだパンサーズ攻撃陣は、その後もニュートンがWRテッド・ジンJr.に30ヤードの見事なロングパスをつないでパンサーズがタッチダウンを収める。勢いづいたパンサーズは直後のドライブでも、フリーセーフティ(FS)カート・コールマンがカズンズのパスを敵陣でインターセプトし、攻撃陣に得点のチャンスを与えてクオーターを終えた。

このチャンスにパンサーズ攻撃陣が堅実にフィールドゴールを成功させてリードを広げている。反撃に出たいレッドスキンズは、クオーター中盤にカズンズからWRピエール・ギャルソンへの20ヤードパスを通してペースをつかむと、続けてランニングバック(RB)ロブ・ケリーがカズンズの22ヤードパスをつなげて敵陣深くまでボールを進める。同ドライブの最後は、ケリーがエンドゾーンに押し込んでタッチダウンをヒットさせるも、直後のエキストラポイントキックをミスしてしまう。パンサーズが4点リードを保って前半を折り返した。

パンサーズ守備陣は後半開始直後にディフェンシブエンド(DE)ウェス・ホートンがカズンズからサックを奪うと同時にファンブルを誘い、敵陣1ヤードでリカバーする。ここでニュートンがフルバック(FB)マイク・トルバートへの1ヤードパスを決めてタッチダウンを決め、パンサーズが再びリードを広げた。その後もパンサーズはニュートンのパスなどで勢いに乗るも、元パンサーズのコーナーバック(CB)ジョシュ・ノーマンの守備に阻まれてタッチダウンを奪うことができない。パンサーズ守備陣もアウトサイドラインバッカー(OLB)トーマス・デービスを中心にレッドスキンズの攻撃を封じる。クオーター中盤にはニュートンからTEエド・ディクソンへの27ヤードパスで敵陣まで攻め込んだパンサーズはフィールドゴールで追加点を稼いでいる。

レッドスキンズは第3クオーター終盤にかけて敵陣までボールを進め、迎えた第4クオーター序盤にフィールドゴールを成功させて点差を縮めた。パンサーズもニュートンのパスやRBジョナサン・スチュワートのランなどで再び敵陣に迫ったものの、フィールドゴールに失敗。タッチダウンで一気にギャップをなくしたいレッドスキンズは、ジャクソンがカズンズの22ヤードパスをつなげてボールを敵陣まで進め、フィールドゴールを獲得。また一歩、パンサーズの背中に近づいたレッドスキンズだったが、試合時間1分12秒を残してパンサーズにフィールドゴールを許し、最終的にパンサーズが逃げ切る形で幕を閉じた。

肩の負傷をおして出場したパンサーズQBニュートンはパス37回中21回成功、300ヤード、2タッチダウンをマークしてチームを勝利に導いている。RBスチュワートはキャリー25回、132ヤードを走ってニュートンを援護。ニュートンの好ターゲットTEオルセンもレシーブ6回、85ヤードをマークした。

レッドスキンズQBカズンズはパス47回中32回成功、315ヤード、0タッチダウン、1インターセプト。WRジャクソンはレシーブ7回、111ヤードで試合を終えている。