ジャイアンツWRベッカムら、エリオットのおとがめなしに苦言
2016年12月21日(水) 11:50ダラス・カウボーイズのランニングバック(RB)を務めるエゼキエル・エリオットは現地18日(日)に行われたタンパベイ・バッカニアーズ戦で華麗なタッチダウンを決めた際、喜びの赴くまま『Salvation Army(救世軍)』のレッドケトル(募金箱/日本では通称、社会鍋)に飛び込んだ。エリオットのロッカーには、今週中にリーグからの制裁金額が記された書類が届くはずだった。
カウボーイズのスターRBエリオットはバッカニアーズ戦に勝利後、記者に対してたとえどんな額の罰金であっても、それと同じ額を救世軍に寄付したものとして受け止めるとコメントしている。だが、リーグのスポークスマンからの公式声明によって、エリオットに罰金は科されないことが判明した。
エリオットはその後、有名な慈善団体である救世軍に寄付することを約束。一見、ハッピーエンドにも見えるこのいきさつだが、エリオットにはなぜ制裁が加えられないのかと腹の虫が収まらない選手も存在する。その選手らはリーグの判断に対し、『Twitter(ツイッター)』上で抗議ともとれる投稿をしている。
まずはニューヨーク・ジャイアンツ、スターWRのオデル・ベッカム。
That's funny there's no fine for that. I could only imagine if I was the one to do it. Just bein honest .
— Odell Beckham Jr (@OBJ_3) 2016年12月19日
「あれでおとがめなしなんて笑える。もし俺があれをやっていたら、間違いなかったね」
続いてピッツバーグ・スティーラーズの実力者、ランニングバック(RB)のリビオン・ベル。
me & AB got fined for a handshake…………..A HANDSHAKE!
— Le'Veon Bell (@L_Bell26) 2016年12月20日
「俺とAB(アントニオ・ブラウン)なんて握手で罰金だった・・・ただの握手だぜ!?」
この投稿に気分を害する者も少なくはないはずだ。彼らは国を良くするための募金活動の宣伝に協力してくれたエリオットに対し、制裁を下すなど言語道断であると主張するだろう。逆にもしリーグがエリオットを罰さない場合、多くのスター選手がこのリーグにはダブルスタンダードがはびこっていると揶揄(やゆ)するに違いない。