ダラス・カウボーイズのラインバッカー（LB）ランディ・グレゴリーが試合復帰まであとわずかだ。

NFLの薬物規定に違反して合計14試合の出場停止処分を受けていたパスラッシャーのグレゴリーは、現地19日（月）にコミッショナーのロジャー・グッデル氏によってその期間の終了を告げられた。

20日、地方ラジオ番組『105.3 The FAN（105.3ザ・ファン）』の中でグレゴリーがレギュラーシーズン最後の2試合に出場する可能性について問われたダラス・カウボーイズのオーナー、ジェリー・ジョーンズは、「もちろんだ。（今シーズン中にグレゴリーを）見られるさ」と答えている。

カウボーイズが1月に向けて新たなパスラッシャーを必要としているのは確かだ。日曜日の夜に行われた試合ではディフェンシブタックル（DT）デイビッド・アービングが圧倒的パフォーマンスを見せた。しかしながら、相手QBに対して常時プレッシャーをかけるといった部分では、今のカウボーイズの力では十分でない。

残り2試合となったレギュラーシーズンにグレゴリーが出場するとして、どのくらいフィールドに立つことが可能かどうかはオーナーの知る範囲ではない。ヘッドコーチ（HC）ジェイソン・ギャレットは19日、グレゴリーに関しては“毎日の様子”を見て決めると語った。3カ月間も戦列を離れたていたグレゴリーのフィジカルがどの程度戦えるものになるのか、見極めが必要になる。グレゴリーには2015年の新人キャンプにひどい状態で登場したという前歴がある。試合に出場したとしても大車輪の活躍をする可能性は低いだろうが、このタイミングでのグレゴリー復帰はチームにとってプラスに働くことは間違いない。