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【2016年シーズン】第16週サタデーフットボールの見どころ

2016年12月24日(土) 10:10

ヒューストン・テキサンズ【AP Photo/Phelan M. Ebenhack】

レギュラーシーズンは今週を残してあと2週間となった。すでに地区優勝を果たしているニューイングランド・ペイトリオッツとNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区のシアトル・シーホークスに加えて、第16週サーズデーナイトフットボールでニューヨーク・ジャイアンツが敗れた結果、ダラス・カウボーイズがNFC東地区優勝を手に入れている。

残り5地区はまだ優勝チームが確定していない。

地区優勝した3チームに加えてオークランド・レイダースもポストシーズンに進むことが決まっており、残る8つのプレーオフスポットをめぐる戦いは激しさを増している。

第16週は全16試合のうち12試合が現地の土曜日に行われる。クリスマスイブにあたる24日夜にはAFC南地区トップのヒューストン・テキサンズが本拠地でシンシナティ・ベンガルズと対決。同地区所属のテネシー・タイタンズがジャクソンビル・ジャガーズとの一戦に敗戦し、テキサンズがベンガルズに勝利すればテキサンズの地区優勝が決定することもあり、テキサンズにとっては意地でも勝利したい試合と言えるだろう。第15週には、ここまで先発クオーターバック(QB)を務めてきたブロック・オズワイラーの代わりに2番手QBトム・サベージを起用してジャガーズを下しているテキサンズが先発QBにどちらを指名するのか注目されている。

プレーオフ進出を狙うマイアミ・ドルフィンズはエースQBライアン・タネヒルがACL(膝前十字靭帯/じんたい)とMCL(膝内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)を負傷し、レギュラーシーズン中の復帰は難しいと考えられている。ドルフィンズのプレーオフ進出決定条件は今週末のバッファロー・ビルズ戦に勝利した上で、デンバー・ブロンコスが黒星を喫すること。勝利必須の場面で代打QBのマット・ムーアにはチームを勝利に導くプレッシャーがかかる。

現在4連勝中のグリーンベイ・パッカーズは同じNFC北地区所属のミネソタ・バイキングスと対決。7勝7敗のバイキングスはまだプレーオフ出場の可能性を残しているものの、パッカーズに勝利しない限りプレーオフ出場は見えてこない。一方、パッカーズもプレーオフ出場のために負けは許されない。守備力に定評のあるバイキングスを相手に、パッカーズQBアーロン・ロジャースがどのようなパス攻撃を仕掛けるのかが見どころとなる。

すでにプレーオフ出場を決めているレイダースが挑むのは本拠地でのインディアナポリス・コルツ戦。この試合に勝利し、カンザスシティ・チーフスが敗戦することでレイダースの地区優勝、および、ディビジョナルプレーオフのシード権獲得が確定する。

粘り強さが持ち味のタンパベイ・バッカニアーズは、敵地でニューオーリンズ・セインツと今季2度目の対決へ。第15週にカウボーイズに敗れているバッカニアーズだが、プレーオフ出場のためには今後負けることが許されない状況だ。両チームが対決した第14週は16対11でバッカニアーズが勝利を収めている。