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【2016年第16週】チャージャーズを下したブラウンズが連敗ストップ、悲願の今季1勝目

2016年12月25日(日) 10:59

クリーブランド・ブラウンズのロバート・グリフィン三世【AP Photo/Ron Schwane】

現地24日(日)、勝ち星なしの14連敗中だったクリーブランド・ブラウンズが本拠地にサンディエゴ・チャージャーズを迎えた一戦は、前半のリードを守り切ったブラウンズが20対17で勝利し、ファンが待ち望んだ今季1勝目をクリスマスプレゼントとして届けた。

オープニングドライブではチャージャーズのクオーターバック(QB)フィリップ・リバースがワイドレシーバー(WR)トラビス・ベンジャミンに50ヤードパスを通して敵陣に進み、最後はリバースの好ターゲットであるタイトエンド(TE)アントニオ・ゲイツへが1ヤードパスをエンドゾーンでつなげてタッチダウン。ブラウンズも直後のドライブでQBロバート・グリフィン三世の短いパスなどでエンドゾーン手前に進入し、このチャンスにランニングバック(RB)アイザイア・クロウェルが8ヤードを走ってタッチダウンを決めた。クオーター終了前にフィールドゴールを成功させたチャージャーズが10対7とリードする。

第2クオーター最初のドライブで4ヤードを走ったクロウェルが再びタッチダウンを収めてブラウンズが逆転に成功。対するチャージャーズはリバースがゲイツを狙って投げたパスをコーナーバック(CB)ジャマー・テイラーにインターセプトされるなどし、思うように攻撃を組み立てられない。一方、フィールドゴールを成功させたブラウンズが7点をリードして前半を終えている。

ブラウンズは後半最初のドライブでもフィールドゴールを成功させて追加点。なんとか反撃に出たいチャージャーズはリバースからWRタイレル・ウイリアムスへの20ヤードパスなどで敵陣まで攻め込むと、最後は再びウイリアムスがリバースの1ヤードパスを片手でつかんでタッチダウンし、3点差に詰め寄る。チャージャーズは守備面でも新人ディフェンシブエンド(DE)のジョーイ・ボサがグリフィン三世からサックを奪うなどし、得点の機会を与えない。

第4クオーターにはサックされた際に脳しんとうを発症したグリフィン三世の代打として新人QBコーディ・ケスラーが投入されている。チャージャーズはクオーター中盤にフィールドゴールの機会を得て試合を振り出しに戻すチャンスを手に入れたが、ここでブラウンズ守備陣にキックをブロックされてしまう。試合終了直前にも、フィールドゴールが決まれば延長戦に持ち込める場面が訪れたものの、ここではキッカー(K)ジョシュ・ランボーが45ヤードキックに失敗、ブラウンズが逃げ切り、14連敗をストップさせている。

ブラウンズQBグリフィン三世はパス25回中17回成功、164ヤード。RBクロウェルはキャリー16回、54ヤード、2タッチダウンでチームの勝利に貢献している。

チャージャーズQBリバースはパス46回中23回成功、322ヤード、2タッチダウン、1インターセプトで試合を終えた。殿堂入りが確実視されるTEゲイツはレシーブ8回、94ヤード、1タッチダウンと素晴らしい動きを披露している。新人DEのボサはこの試合2度のサックを決めた。