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【2016年第16週】ベアーズQBバークリーに5INTを食らわせたレッドスキンズが8勝目

2016年12月25日(日) 09:30

ワシントン・レッドスキンズのクリス・トンプソン【AP Photo/Nam Y. Huh】

シカゴ・ベアーズが本拠地ソルジャー・フィールドにワシントン・レッドスキンズを迎えて現地24日(土)に行われた試合は、出だしからリズムをつかんだレッドスキンズが攻守ともに好パフォーマンスを発揮し、41対21で勝利した。今回の白星によりレッドスキンズは通算8勝6敗1分、負けたベアーズは3連敗で成績を3勝12敗としている。

レッドスキンズは2度目の攻撃シリーズでランニングバック(RB)ロブ・ケリーのランとクオーターバック(QB)カーク・カズンズのパスで一気にベアーズ陣地に攻め入り、レッドゾーンからのプレーでRBクリス・トンプソンが7ヤードを押し込んで先制のタッチダウンを決めている。早めに追いつきたいベアーズはQBマット・バークリーがワイドレシーバー(WR)のディオンテ・トンプソンとアルション・ジェフェリーにそれぞれ18ヤードパスを放って敵陣に進むも、タイトエンド(TE)ダニエル・ブラウンを狙ったパスはレッドスキンズのインサイドラインバッカー(ILB)メイソン・フォスターに阻まれる。ファンブルを喫するもストロングセーフティ(SS)ダンテ・ウィトナーがリカバーしてレッドスキンズにボールが渡るかと思われた。しかしながら、このプレーを見直したオフィシャルは接触によるダウンだったとしてバークリーからブラウンへのパスを認めると判定。ベアーズはこのドライブをフィールドゴールで締めくくろうとしたが、ブロックされて得点ならず。一方、レッドスキンズはカズンズから17ヤードパスを受け取ったRBトンプソンがタッチダウンを決めて追加点を挙げている。

ベアーズがレッドスキンズ陣地に入って始まった第2クオーターは開始早々、QBバークリーが敵陣深くに切り込んでいたWRジョシュ・ベラミーをめがけてパスを投じたものの、相手コーナーバック(CB)バシャード・ブリーランドがエンドゾーン手前でインターセプト。タッチバックがコールされるも無効となり、レッドスキンズが自陣1ヤードから攻撃をスタートした。順調にベアーズ陣地に進んだレッドスキンズはフィールドゴールを成功させている。なんとか反撃したいベアーズはQBバークリーがWRキャメロン・メレディスに32ヤードパスを通して一気にレッドゾーンへ。ゴールライン手前1ヤードからのプレーは両陣営の選手がもみ合いになる中、RBジェレミー・ラングフォードが押し切ってタッチダウンを成功させた。しかし、レッドスキンズは次の攻撃でもテンポ良くマーカーを進め、エンドゾーン手前9ヤードからQBカズンズが自ら持ち込んでタッチダウンを返す。エンジンのかかってきたベアーズ攻撃陣もリズムに乗っており、QBバークリーがジェフェリーに37ヤードパスを投げてレッドスキンズ陣地に急進。さらに、メレディスがバークリーから21ヤードのタッチダウンパスを受け取り、エキストラポイントも獲得した。レッドスキンズが24対14とリードして前半を終えている。

反撃の機会を待つベアーズは第3クオーター最初の攻撃でレッドスキンズ陣地に進むも、ペナルティを食らってヤードを失った後、QBバークリーがジェフェリーに投げたパスは相手CBジョシュ・ノーマンにインターセプトされてしまう。レッドスキンズはQBカズンズがパスを刻んで敵陣に切り込み、ベアーズのペナルティでエンドゾーン手前3ヤードに進むと、RBケリーの2ヤードランを経てカズンズが自ら1ヤードを押し込んでタッチダウン。勢いづくレッドスキンズは守備陣も奮闘し、CBバシャード・ブリーランドがベアーズのバークリーをインターセプトして、あっという間にボールを奪い取る。ただ、これを攻撃陣が得点に結び付けられない。

ベアーズがレッドスキンズ陣地に入って迎えた第4クオーターでも、ベアーズQBバークリーが投げたパスをレッドスキンズのフリーセーフティ(FS)ウィル・ブラックモンがインターセプトし、レッドスキンズはこの好機をフィールドゴールで締めくくる。20点差をつられたベアーズは攻撃のチャンスを作りたいが、バークリーのパス成功率は上がらず、次のオフェンスドライブでもインターセプトされてしまい、ボールを奪ったレッドスキンズCBノーマンが35ヤードを返した。それでも、ベアーズ守備陣がレッドスキンズの攻撃をパントに抑えたのを受けて、オフェンス陣もRBジョーダン・ハワードのランなどで相手陣地に攻め込んでいく。最後はバークリーがWRトンプソンに3ヤードパスを通してタッチダウンを決めた。しかしながら、直後のドライブでレッドスキンズにタッチダウンを返されて試合終了の時を迎えている。

レッドスキンズQBカズンズはパス29回中18回成功、270ヤード、1タッチダウンパスに加えて2回のタッチダウンランも記録、インターセプトはない。WRジャクソンはレシーブ5回、114ヤードをマークした。

ベアーズQBバークリーはパス40回を投げて24回成功、323ヤードを投げて2タッチダウンだったが、インターセプトを5回も献上している。