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【2016年第16週】QBライアンの活躍でファルコンズが首位キープ

2016年12月25日(日) 09:40


アトランタ・ファルコンズのマット・ライアン【AP Photo/Bob Leverone】

現地24日(土)、カロライナ・パンサーズの本拠地バンク・オブ・アメリカ・スタジアムに、アトランタ・ファルコンズを迎えて行われたNFC南地区同士の対決は、クオーターバック(QB)マット・ライアンが2タッチダウンパスを投げたファルコンズが33対16で勝利し、NFC南地区首位をキープしている。この後、ニューオーリンズ・セインツと対戦するタンパベイ・バッカニアーズが敗戦すれば、ファルコンズの地区優勝が決まる。

第1クオーターではファルコンズがQBライアンからタイトエンド(TE)ジョシュ・パーキンスへのタッチダウンパスで先制した。対するパンサーズは最初の攻撃で第4ダウンギャンブルを成功させるも、QBキャム・ニュートンのパスはファルコンズコーナーバック(CB)ブライアン・プールにインターセプトされて攻撃権を失う。ファルコンズは得た攻撃権をフィールドゴールへとつなげ、さらに次の攻撃権でもフィールドゴールを成功させて13対0とした。

パンサーズが得点をマークしたのは第2クオーターに入ってから。QBニュートンがTEグレッグ・オルセンにパスを通して前進した後、フィールドゴールを成功させている。しかしながら、QBライアンからD.J.タイラビアへのタッチダウンパスを通したファルコンズが20対3と突き放す。パンサーズはQBニュートンのパスがファルコンズCBジェイレン・コリンズにインターセプトされて攻撃権を失ったが、ファルコンズのフィールドゴールトライをディフェンスタックル(DT)バーノン・バトラーがブロック。パンサーズが17点を追う格好で後半に突入した。

両チームが後半最初の攻撃でそれぞれフィールドゴールを成功させた後、パンサーズがQBニュートンからWRケルビン・ベンジャミンへのタッチダウンパスで、23対13と追い上げる。

第4クオーターを迎え、ファルコンズはランニングバック(RB)テビン・コールマンがパスをレシーブして陣地を大きく回復し、さらに次のプレーで55ヤードを走り切ってタッチダウン、30対13と試合を決定づけた。その後、両チームともにフィールドゴールを記録し、試合は33対16で終了している。

ファルコンズQBマット・ライアンはパス33回中27回成功、277ヤード、2タッチダウン、インターセプトなし。ケガから復帰したWRフリオ・ジョーンズはレシーブ4回、60ヤードと復調をアピールした。ファルコンズは10勝目でNFC南地区の首位をキープしている。

パンサーズQBキャム・ニュートンはパス43回中18回成功、198ヤード、1タッチダウン、2インターセプト。WRケルビン・ベンジャミンが4回レシーブ、63ヤード、1タッチダウン、TEグレッグ・オルセンは6回レシーブ、59ヤードのパフォーマンスだった。なお、オルセンはこの試合で今シーズンのレシーブヤードが1,000ヤードを超えている。タイトエンドが3シーズン連続で1,000ヤード超えを記録したのはNFL史上初である。

次週、ファルコンズはホームで同地区のセインツと、パンサーズはアウェーでこちらも同地区のバッカニアーズと対戦する。