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【2016年第16週】カーディナルスがFGで決勝点、シーホークスを下す

2016年12月25日(日) 11:14


アリゾナ・カーディナルスのマット・ワイル【AP Photo/Ted S. Warren】

現地24日(土)、NFC西地区1位でプレーオフ出場を決めているシアトル・シーホークスが同地区2位のアリゾナ・カーディナルスとホームで対戦した。前回の対戦では延長戦で引き分けた両チームだったが、この試合では立ち上がりからカーディナルスがパスラッシュでシーホークス攻撃陣を圧倒。後半にはシーホークスが13点差から同点に追いついたものの、キッカー(K)チャンドラー・カタンザロが放ったフィールゴールが決勝点となり、カーディナルスが34対31で逃げ切っている。

シーホークスの最初の攻撃はクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンがボールを渡しそこねてファンブル。ゴール前21ヤード地点で奪ったボールを、カーディナルスのランニングバック(RB)デイビッド・ジョンソンがエンドゾーンに持ち込んで先制点をあげた。続いて、カーディナルスはシーホークスの45ヤードフィールドゴールもブロックしている。

第2クオーター終盤にはQBカーソン・パーマーからワイドレシーバー(WR)J.J.ネルソンへの80ヤードタッチダウンでカーディナルスが14対0とリードを広げた。シーホークスは敵陣1ヤードまで攻め込んだが、第4ダウンもサックされて無得点に。しかし、守備陣がゴール前でカーディナルスのファンブルを誘発すると、シーホークスがフィールドゴールで得点し、14対3で前半を折り返した。

後半に入り、シーホークスはRBアレックス・コリンズのランで攻め込み、WRジャーメイン・カースがタッチダウン。カーディナルスはKチャンドラー・カタンザロが53ヤードフィールドゴールのチャンスを得るも、失敗した。

第4クオーター序盤にはカーディナルスがRBデイビッド・ジョンソンのタッチダウンでスコアが21対10となるも、シーホークスも次の攻撃でWRダグ・ボールドウィンの42ヤードタッチダウン、2ポイントコンバージョンで3点差に追い上げる。カーディナルスは4プレー後にRBデイビッド・ジョンソンが再びタッチダウンし、追撃を許さない。フィールドゴールでも追加点を得たカーディナルスが4分を残して31対18とリードした。しかし、シーホークスはタイトエンド(TE)ジミー・グラハムとWRポール・リチャードソンの2連続タッチダウンで31対31の同点に持ち込む。ただ、エキストラポイントを得られず、逆転はならなかった。残り1分で攻撃に移ったカーディナルスは試合終了直前にフィールドゴールで決勝点を決め、34対31でシーホークスを下した。

カーディナルスQBカーソン・パーマーは284ヤード、1タッチダウン。RBデイビッド・ジョンソンは28キャリー、95ヤード、3タッチダウンと勝利に貢献した。

シーホークスQBラッセル・ウィルソンは350ヤード、4タッチダウン、6被サック。WRダグ・ボールドウィンは171ヤード、1タッチダウンだった。

シーホークスが敗戦したため、ディビジョナルプレーオフのシード権は確定せず。アトランタ・ファルコンズとデトロイト・ライオンズにもプレーオフ第2シードのチャンスが残っている。