【2016年第16週】ベンガルズFG失敗でテキサンズが勝利、AFC南地区優勝を果たす
2016年12月25日(日) 14:28現地24日(土)、ヒューストン・テキサンズはシンシナティ・ベンガルズとホームで対戦。先週の試合でベンチに降ろされたクオーターバック(QB)ブロック・オズワイラーはこの試合でも先発を外れ、3年目のQBトム・サベージが登板した。両チームとも攻撃に苦しみ、低得点の試合になったが、最後は2点を追うベンガルズがフィールドゴールを外し、テキサンズが12対10で逃げ切った。
試合は立ち上がりから両チームとも思うように攻撃が進まず、敵陣へと攻め込むことができない。第1ダウンの獲得に苦しみ、合計12回のパントが飛び交った。先制点は前半終了間際にベンガルズが得点したフィールドゴール。残り4分58秒から短いパスで敵陣に攻め込み、最後にキッカー(K)ランディ・ブロックの43ヤードフィールドで3対0とリードした。
前半を終えて、獲得ヤード数はベンガルズ122に対しテキサンズは34ヤード。そのうちパスヤードはベンガルズ101に対して、テキサンズは3被サックによるマイナス5を記録した。
テキサンズは第3クオーターに5分55秒をかけて敵陣7ヤードまで進み、Kニック・ノバクが25ヤードフィールドゴールに成功。3対3の同点に追いついた。次の攻撃でも22ヤードフィールドゴールを決め、逆転に成功する。
第4クオーターでは、ベンガルズのパスがインターセプトされる場面もあったが、次の攻撃ではQBアンディ・ダルトンがワイドレシーバー(WR)ブランドン・ラフェルへのパスで86ヤードタッチダウン。10対6と試合をひっくり返した。しかし、テキサンズもRBアルフレッド・ブルーが24ヤードを走ってタッチダウンを決めている。エキストラポイントはブロックされたが、スコアは12対10でテキサンズがリード。3分46秒を残して攻撃に移ったベンガルズは、残り5秒でゴール前25ヤードまで攻め入った。しかし、決勝点となるはずの43ヤードフィールドゴールをKランディ・ブロックが失敗して試合終了。テキサンズが12対10で逃げ切った。
ベンガルズQBアンディ・ダルトンは268ヤード、1タッチダウン、1インターセプト。
テキサンズQBトム・サベージは、これがプロ初の先発で176ヤードを記録。2試合連続でチームを勝利に導いている。
ベンガルズはこれで5勝9敗1分。AFC北地区3位でプレーオフからは脱落している。テキサンズは9勝6敗でAFC南地区優勝を果たし、プレーオフ出場が確定した。