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ブラウンズTトーマス、ファン待望の1勝は“オレたちのスーパーボウル”

2016年12月25日(日) 14:32

クリーブランド・ブラウンズのダニー・シェルトンとジェイミー・ミダー【AP Photo/Ron Schwane】

クリーブランド・ブラウンズはNFL史上2チーム目となる16連敗の不名誉を免れた。現地24日(土)、ブラウンズは本拠地でサンディエゴ・チャージャーズと対戦し、20対17で勝利、詰めかけたファンにこれ以上ない大きなクリスマスプレゼントを届けた。

タックル(T)ジョー・トーマスは試合後、『The Plain Dealer(ザ・プレイン・ディーラー)』に「これがスーパーボウルだ、なんて言いたくはないだろうけど、でも俺たちにとっては正直そんな感じさ」とコメントしている。

12月24日、クリスマスイブに今季初勝利を収めたブラウンズの選手たちを咎められる者はいないだろう。これまで14連敗を喫していたブラウンズは、2008年に勝ち星なしでシーズンを終えたデトロイト・ライオンズに続く可能性があったのだ。

トーマスは『Twitter(ツイッター)』に「ごめんよ、ライオンズ、今年の仲間入りはなしだぜ!」と投稿している。

とはいえ、簡単な勝利だったわけではない。チャージャーズが先制した試合は途中でブラウンズが逆転を果たすも、終盤は攻め込まれ、チャージャーズのキッカー(K)ジョシュ・ランボーが2度のフィールドゴールを決められなかったことで勝利をもぎ取った格好だ。

ブラウンズのヘッドコーチ(HC)として初めて白星を手に入れたヒュー・ジャクソンは試合を終えて「こういうものなのか。勝利とはこういう気分にさせてくれるんだな」と語った。

「つい先日、まだ試合に勝っていないから、誰にもゲームボールをあげたことがないんだと話したばかり。一度もそんな状況になったことはないが、今日は全員がゲームボールを受け取る。チーム全体が本当に素晴らしい仕事を果たしたと思うので、全員がゲームボールをもらうのだ。とことん戦うつもりだったし、一度も勝ててなければそういうものだろう。勝つ道を見つけなければならない。どういう勝ち方だろうと、勝ちは勝ちだ」

クオーターバック(QB)ロバート・グリフィン三世は第4クオーターにヒットを受けて脳しんとうを発症したが、それでも歓喜に包まれている。

「クリーブランドにメリークリスマス! 豚野郎め!」

ブラウンズはレギュラーシーズン最終週、ピッツバーグに向かい、スティーラーズと対戦する。