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【2016年第16週】レイブンズを破り、スティーラーズがAFC北チャンピオンに

2016年12月26日(月) 11:04

ピッツバーグ・スティーラーズのアントニオ・ブラウン【AP Photo/Fred Vuich】

現地25日(日)、クリスマスの第1試合として、AFC北地区1位のピッツバーグ・スティーラーズが同地区2位のボルティモア・レイブンズをホームに迎えて対戦した。接戦の試合はレイブンズが主導権を握るかに思われたが、第4クオーターでスティーラーズが3タッチダウンに成功。最後はワイドレシーバー(WR)アントニオ・ブラウンが腕を伸ばして決勝点を挙げ、31対27でレイブンズを下している。

スティーラーズは最初の攻撃、ランニングバック(RB)リビオン・ベルのランで敵陣に攻め込み、最後はクオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーからタイトエンド(TE)ゼイビア・グリンブルへの20ヤードパスで先制点を挙げた。レイブンズもフィールドゴールを返し、次の攻撃でもフィールドゴールのチャンスを得たが、ホルダーのファンブルで無得点に終わる。しかし、前半終了直前にキッカー(K)ジャスティン・タッカーが53ヤードフィールドゴールを決め、7対6とスティーラーズのリードで前半を終えた。

第3クオーターはスティーラーズの攻撃で始まるも、最初のパスをラインバッカー(LB)ザック・ オアーがインターセプト。ゴール前20ヤードからの攻撃は、WRスティーブ・スミスが18ヤードパスをキャッチしてタッチダウンした。2ポイントコンバージョンも決まってレイブンズが14対7と逆転している。さらに両チームともフィールドゴールで得点を加え、17対10となった後、スティーラーズがこの試合2度目のターンオーバー。QBロスリスバーガーのパスをラインバッカー(LB)C.J.モズリーがインターセプトし、敵陣11ヤードまで持ち込んだ。

第4クオーターでは、レイブンズがフィールドゴールで20対10とリードを広げる。スティーラーズはRBベルがタッチダウン後、次の攻撃でもWRアントニオ・ブラウンへの21ヤードパス、26ヤードパスでレッドゾーンへ攻め込み、RBベルが再びタッチダウン。一気に24対20と逆転した。レイブンズも負けずにフルバック(FB)カイル・ユーズチェックが10ヤードを走ってタッチダウンし、今度はレイブンズが3点をリードする。1分18秒を残して攻撃に移ったスティーラーズはゴール前4ヤードまで突き進み、時間は残り9秒。第2ダウンでWRアントニオ・ブラウンがショートパスをキャッチするが、ディフェンス陣にタックルされる。しかし、ボールをつかんで伸ばした腕がゴールラインを割ってタッチダウンを決めた。レイブンズは残り7秒で攻撃となったものの、最後のパスをインターセプトされて試合終了。土壇場で逆転に成功したスティーラーズが31対27で勝利を収めた。

レイブンズQBフラッコは262ヤード、1タッチダウン、1インターセプト。

スティーラーズQBロスリスバーガーが279ヤード、3タッチダウン、2インターセプト。RBベルが122ヤード、ランで1タッチダウン、レシーブでも1タッチダウンを記録している。

10勝5敗となったスティーラーズはAFC北地区優勝が決定。レイブンズは8勝7敗でプレーオフ出場の可能性が消滅した。